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2008年7月 2日 (水)

Pendulumボックスのディスク3:苦行を終え,昇天す

Pendulum 今日はPendulumボックスのディスク3である。このディスクも未発表曲ばかりが4曲である。演奏のトーンはディスク2と全然変わらない。本当に見事なまでに同じである。本ディスクも1曲当たりの演奏時間が全部17分を越え,どれもが相当のハイ・テンポで演じられている。ディスク2を評して私は「若気の至り」と書いたが,その印象はここでも変わらない。"Blue Bossa゛や゛Well You Needn't゛でここまでやるかという印象である。

このディスク3全編を聞いてみて,このアルバムの頃はDave LiebmanとRandy Breckerにかなりの実力差があるように感じるのはきっと私だけではあるまい。ここでのBreckerはやや荒削りに過ぎるというきらいがあって,ちょっと微妙である。その一方,Liebmanはいくつか危うい局面もあるが,かなりスタイルとして完成されていることは明らかであろう。そのLiebmanの気合がピークに達するのが終曲゛Impressions゛であろう。Brecker抜きで演奏が始まり,Liebmanソロはクァルテット形式から,サックスとドラムスのデュオ形式に突入するというのはある意味では予想どおりというか,ベタな展開であるが,それでもこの演奏を聞いて燃えないジャズ・ファンはいるまいと思ってしまう。

私がこの未発表音源ディスク2枚を聞き通すにはかなりの体力を必要とし,我が同僚,やぎさんが言うとおり,苦行のような感もあったわけだが,この"Impressions"を聞き終えて昇天である。これだけでも私は「許す」と言いたい。やはり買うだけの価値はあった。この曲によりちょっと甘めで星★★★★とするが,また同じことを言ってしまおう。このボックスが出たことこそに意義があるのである。よって,ボックスとしては当然星★★★★★となる。間違いなく年末にはベスト・リイシューとして一票を投じさせてもらおう。

それにしても,こうして未発表音源を聞いてきて,オリジナルの゛Pendulum゛がいかにベスト・テイクを集めたものであったかが強く感じられるという別の意味での収穫もあった。オリジナルのプロデューサーであるJohn Snyderの審美眼は極めて正しい。まさしく慧眼である。

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コメント

お疲れ様でした。リアルバーチャル双方で(笑)。

Disc 2、3はやっぱり苦行ですなあ。サックス吹きとしてはリーブマンのソロだけ聴いてあとは飛ばすというのが正しい聴き方でしょう(笑)。
でも中年音楽狂さんの評価は圧倒的に正しい。これはリイシューされたことに意味があります。改めまして、今回の発掘ありがとうございました。モザイクからもそのうち感謝状が届くことでしょう。

やぎさん、コメントありがとうございます。

日本を代表するサックス・プレイヤーから感謝されるとはブロガー冥利ですわ。

今後も情報発信頑張ります〜。

ひぇ。。
こやぎ大とほぼ同じ感想だあ。(@_@;)
私もそのとおりだとおもいます。
でも、リーブマンファンなら買い。

苦行には、なりませんでした。
最近こやぎ大の演奏になれてたので。。平気でした。(^^)v


私も改めて、中年音楽狂さんに感謝します。
リーブマンの凄さで嫌な事忘れてきき惚れましたあ。
ありがとう。家宝にしまあす。(爆)

すずっくさん,コメントありがとうございます。

「家宝」...。微妙です。しかし本当によく出してくれました。Liebmanを浴びるというのは何とも言えない体験でした。

これはやはり「至福」なんでしょうねぇ。

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