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2008年7月26日 (土)

Kenny Dorham:またまたブルーノート盤である

Dorham_complete "'Round About Midnight at the Cafe Bohemia (Complete Series)" Kenny Dorham (Blue Note)

昨日に続いてのBlue Note盤である。もともとBlue Note 1524として発売されていたアルバムのほぼ全貌はこれまで複数のアルバムに分かれていたが,セットの演奏順にまとめられたのがこのアルバムである。よくよく見てみるとディスク2後半の゛Mexico City゛はそもそもKenny Burrellの"Vol.2゛(1543)で発表されたものだ。こういう編集がいいかどうかについては議論のあるところで,本来のLPフォーマットは相応の演奏を収めたものであり,かつそういう並びだからこそいいのだというリスナーもいるだろうし,まとめて聞けるようになったことを喜ぶリスナーもいるだろう。私のように別にKenny Dorhamに強い思い入れもない人間がどうしてこのアルバムを買ったのかは記憶に定かではないのだが,こうして久し振りに聞いてみると,このコンプリート版はやや冗長に感じさせるところが強いように思える。

クレジットを見ていると何と4セットも演奏されているように見えるのだが,1セットあたりの時間が短いのはライブ録音を意識してのことかもしれないし,昔はこういうものだったのかもしれない。いずれにしても,このアルバム,かなりリラックスしたムードが強い。特にディスク1冒頭に収められた1セットはそうである。そうしたムードが2セット以降,Kenny Burrellが参加すると一気に変わることを考えれば,本盤についてはKenny Burrellが入っていることが重要だと思えてしまう。特にディスク2ではそれが顕著である。もしかしてBurrellは遅刻したのだろうか?

とにかく1セットのBurrell抜きの演奏はルースな感覚が強く,ちょっとゆる過ぎやしませんかと文句も言いたくなるようなものである。そうした演奏を締めたのがBurrellの参加にほかならないだろう。よって,私には圧倒的にディスク2の方が楽しめた次第である。

このアルバム,Kenny DorhamのMCを聞いていると,バンドのことを゛Organization゛と呼んでいるのがわかって,「へぇ~っ」という感じだが,さらにBobby Timmonsがバンドにおいては゛Youngest and Newest゛なメンバーとか紹介されていることにも時代を感じてしまう。いずれにしても後年のファンキーなTimmonsのタッチはここではまだ現れていない。

Dorham まぁこういうアルバムは難しいことを言わずに,時代を切り取ったものとして聞けばいいのだろうが,それでもこのディスクを2枚通しで聞き続けるのはきついというのが正直なところである。私はおそらく今後はディスク2を中心に聞いていくだろうと思っている。星★★★。ちなみにこのコンプリート盤はジャケ写真もオリジナルとサイズが違うのだが,雰囲気としてはオリジナルの方がいいのは明らか。やはりReid Milesってセンスいいよねと思わされる。見比べて頂けば皆さんにもおわかり頂けるだろう。

Recorded Live at the Cafe Bohemia on May 31, 1956

Personnel: Kenny Dorham(tp), J.R. Monterose(ts), Kenny Burrell(g), Bobby Timmons(p), Sam Jones(b), Arthur Edgehill(ds)

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