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2008年7月25日 (金)

Curtis FullerのBlue Note初リーダー作

Opener "The Opener" Curtis Fuller(Blue Note)

ブログのお知り合い,crissさんが小川隆夫の「ザ・ブルーノート,ジャケ裏の真実」を取り上げられていて,ちょっとしたヴァケーションの最中にこの本を読んでいたら,無性にブルーノートのアルバムが聞きたくなってしまった。書物自体にはやや冗長な記述が多いものの,確かに読み物としてはよく出来ていて楽しめたし,また,久し振りに同レーベルのアルバムを聞きたいと思わせてくれたのだから,感謝しておこう(と言っても先日Horace Silverについても書いたが,あれはたまたまである)。

それでもってその中で本日取り上げるのはCurtis Fullerである。このセレクション,ちょっと渋いなぁと思いつつ,本でのFullerに関する記述を読んでいて,そうだったかなぁということもあり,手に取った。本作はCurtis Fullerのレーベル初リーダー作である。Fullerと言えば"Blues ette"のようになってしまっているが,どうしてどうしてやはりこのアルバムも捨て難い。

冒頭からFullerのワンホーンによるバラード"A Love Way to Spend an Evening"というのがこれまた渋いが,Fullerの歌心を示すには格好の選曲と言えないか。このアルバムは猛烈なスイング感というよりもどちらかと言えば,トロンボーンの音色を活かすような選曲が成されていると言ってもよいように思うが,この1曲目からしてまさに絶好の"The Opener"である。このあたりはやはりプロデューサーたるAlfred Lionのセンスの良さだろうなぁと今更ながらつくづく思う。本作は技よりも歌心という感じであるが,もう少しゴリゴリやってもよさそうにも思えるが,この上品なバウンスぶりも捨て難い。

しかも,このレーベルのオールスターとも言うべきメンバーが揃えば,そりゃ悪い出来にはなるまいて。そうだとしてもやはりこの時代のブルーノートはレベルが高いと痛感させられた一作であった。星★★★★。

それにしても今回「ザ・ブルーノート,ジャケ裏の真実」を読んでいて,私は1500番台をあまり持っていないなぁと思ってしまったが,財力のない私ゆえそれも仕方ないでしょうな。しかし,もう少し聞いてみてもいいかなと思ったのも事実である。つくづく罪作りな本である。

Recorded on June 16, 1957

Personnel: Curtis Fuller(tb), Hank Mobley(ts), Bobby Timmons(p), Paul Chambers(b), Art Taylor(ds)

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» Curtis Fuller / The Opener (US: 1957):若くて青いハードバップ_02 [ご近所の日々]
ハードバップ期に大活躍した、唯一無二のトロンボニスト、カーティス・フラー。これは、ブルーノートでのデビュー盤です。この時、フラー22歳。他のメンバーも、モブレー26歳、ティモンズ21歳、チェンバース22歳、テイラー28歳、全員が20代で、とびきりフレッシュなサウンドを奏でています。--------------------------------------------------1. A Lovely Way To Spend An Evening gt;gt;0:012. Hu... [続きを読む]

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