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2008年7月18日 (金)

Aldo RomanoによるOrnette Coleman作品集

Aldo_romano "To Be Ornette to Be" Aldo Romano (Owl)

本作はAldo RomanoをリーダーとするクァルテットがOrnette Colemanの作品(内4曲はメンバーのオリジナルだが...)に挑んだ作品である。もともとは1989年に録音され,90年にOwlレーベルから発売された作品が,2005年に再発となったものである。Owlで再発になっているものは少数と認識しているので,この作品は比較的人気が高かったということだろうか。再発に当たってはリマスターを施されているが,オリジナルの音を知らないので,音が改善しているのかどうかはわからない。

本作はOrnette Colemanの作品集ということで,Ornetteと言えばフリー・ジャズと思われてしまうので,一部には抵抗感をおぼえる人もいるかもしれない。しかし,この作品を聞いていて思うのは,Ornetteが書く曲が,現代のジャズとしては極めて普遍的な魅力を持つということである。今の耳で聞けば全くフリーという感じはしないのである。もちろん,ここでの編成がピアノ入りということもあるため,調性の感覚が強まっているという考え方もできようが,Ornetteのフリー・ジャズとは近年のフリーの概念とはやはり異なっているように思えてならない。ここでの演奏に比べれば,Milesのロスト・クインテットの方がはるかにフリーのように聞こえるし,Fresuのオリジナルの方が百倍フリー・ジャズっぽい。いずれにしてもOrnetteの作曲が今でも魅力を放っているというが大したものである。

ということで,演奏は大変結構だし,ブログ・メイツのすずっくさんのダーリン,Paolo Fresuのラッパも「昔からこうだったのねぇ」と思わせて,なかなかにスリリングであるが,録音としてはピアノの音がかなり硬質に捉えられていて,聞いていて疲れるというのも事実である。録音の質がもう少し違えば,更に評価したくなったかもしれないが,どうも私はFrank D'Andreaというピアニストと相性が悪いらしい。そうした点も含めて星★★★☆。

Recorded on November 13 & 14, 1989

Personnel: Aldo Romano(ds), Frank D'Andrea(p), Paolo Fresu(tp, fl-h, synth), Furio Di Castri(b)

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