最近のトラックバック

2018年11月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

2016年おすすめ作

無料ブログはココログ

« Dave Holland Quintet:鉄壁のコンビネーション | トップページ | テンプレートを変えてみた »

2008年6月22日 (日)

Marc Coplandの新作はJohn Abercrombieとの双頭作のような...

Another_place_2 "Another Place" Marc Copland(Pirouet)

Marc Copland関連の作品がPirouetレーベルから結構発売されるのは誠にめでたい限りである。このブログでレビューはしていないが,New York Recordingsシリーズもファンには嬉しい出来だった。こういう人に光をちゃんと当てるこのレーベルはちゃんと評価しないといかんと思わず声を大きくして言いたくなる。そのCoplandがまたまたPirouetレーベルから発売した新作であるが,これがいつもと何となく感じが違うのはJohn Abercrombie全面参加とドラムスがBilly Hartだからという要因が大きいように思うが,いずれにしても,ちょっと聞いた限り,Abercrombieのリーダー作にも聞こえるものとなっている。

そもそもAbercrombieはCoplandのJazz Cityレーベルにおける初リーダー作にも客演しているし,その後も共演をしていることからすると,Coplandとは積年の友人ということになろう。そうした2人がほぼ同等にオリジナルを持ち寄って作られたこの作品(そのほかにベースのGress作品1曲にCole Porter1曲である)は両者によるコラボレーション作あるいは双頭リーダー作と呼んでいいように思う。だからこそ,いつものCopland色は若干薄いのである。それをよしとするかどうかはリスナーの好みであるから,個人の嗜好にまかせればよいが,AbercrombieはECMでも多くのアルバムがあり,そちらでも楽しめると考えれば,もう少しCoplandカラーが出ていて欲しいようにファンとしては思ってしまうのである。私はECM好きであるから,Abercrombieももちろん好きなのだが,Coplandに求めるものはやはりより美的な世界なのである。

もちろん,この作品にも美しい演奏は収められているが,より締めつけられるような耽美的感覚を求めてしまうのはCoplandには酷だろうか?しかし,これは彼のリーダー作なのだから,そうした世界を求められても仕方がない部分もあるように思える。また,ドラムスもBilly Hartは万能で決して悪いドラマーではないが,CoplandにはやはりレギュラーのJochen Ruckertの方が合っているように思う。ということで,悪い出来ではないのだが,本レーベルでのNew York Recordingsや"Some Love Songs"に比べるとやや不満も残る出来ということで星★★★。

尚,本作と時を同じくしてCoplandのレギュラー・トリオとTim Hagansの共演盤(第二弾)も発売されているので,追ってレビューすることとしたい。

Recorded in July 2007

Personnel: Marc Copland(p), John Abrcrombie(g), Drew Gress(b), Billy Hart(ds)

« Dave Holland Quintet:鉄壁のコンビネーション | トップページ | テンプレートを変えてみた »

ジャズ(2008年の記事)」カテゴリの記事

新譜」カテゴリの記事

コメント

素敵なテンプレートですね。私も大学生の時代にアメリカを旅行したことがあり、僅か10日間ぐらいでしたがニュー・ヨークに滞在したことがあります。
旅の途中で東京から来たと言う大学生と知り合い、数日間ニュー・ヨークで行動を共にしました。大学生といってもその人は私よりも少々年上で、実は休学して南部の大学の語学学校に通っておられたそうです。渡米直前まではフュージョン系のバンドを組んでいたとのことで、ギターを担当していたと言われておりました。
それ故か、「ボトム・ライン」でジョン・アーバクロンビーとダブル・イメージのライヴが行われるという案内をめざとく見つけ、「あのジョン・アーバクロンビーが見れるんだよ。一緒に行かないか。俺もN.Y.Cにいる間にライヴを見たいからね」と誘われました。私はそれまでジョン・アーバクロンビーの名前さえ聞いたことがなかったのですが、一人で宿泊先のY.M.C.A.の部屋にいるのも寂しいので彼について行きました。
ライヴを見た後、彼はすごく感激していました。こういったジャズについて私はあまりよく分からなかったのですが、ギタリストにとってジョン・アーバクロンビーは神様の一人であると実感した次第です。

Finelineさん,おはよううございます。コメントありがとうございます。

Abercrombieのような人のライブが気軽に見られるというのがいかにもNYCらしいですよね。私はAbercrombieのライブは見たことはないですが,John Scofieldのライブを見に来ていた彼を目撃したことがあります。ボトムラインは今はなくなってしまいましたが,いかにもニューヨーク大学の学生が気軽に行きそうなライブハウスでしたね。

それにしても私にとっては"Double Image"という方が驚きです。ダブルビルのライブだったということでしょうかね。引き続きよろしくお願いします。

このメンバーだとどうしてもほの暗い淡いサウンドになってしまうのですが、逆にそのあたりが好きだったりします。

ちょっとラフかなと思える録音も、逆に自由な感覚で4人で寄り添いながら作り上げている感じで、自分にとっては好感触でした。フロント2人のファンだからかもしれません。

TBさせていただきます。

910さん,コメント,TBありがとうございます。

私もこのサウンドは好きなのですが,CoplandにはHat Artのトリオ盤のように,もっと耽美な世界を追求して欲しいところがあって,この評価になりました。あくまでも好みの問題ですが。

こちらからもTBさせて頂きます。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/198475/41582901

この記事へのトラックバック一覧です: Marc Coplandの新作はJohn Abercrombieとの双頭作のような...:

» Another Place/Marc Copland [ジャズCDの個人ページBlog]
これも数ヶ月前に出ているアルバムです。このメンバーによる温度感の低さは、この暑い [続きを読む]

« Dave Holland Quintet:鉄壁のコンビネーション | トップページ | テンプレートを変えてみた »

Amazon検索

2017年おすすめ作