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2008年6月11日 (水)

Dave Liebman + イタリア人トリオの続編

Negative_space "Negative Space" Dave Liebman / Roberto Tarenzi / Paolo Benedettini / Tony Arco (Emarcy)

昨年同じメンツで発売された"Dream of Nite"について私は「今度のDave Liebmanはかなりよい」という記事にも書いたとおり結構高く評価しているわけだが,そのアルバムと同じタイミングで録音された残りテイクが続編として発売されたので早速購入である。残りテイクだからと言って心配することはない。クォリティが落ちているとは全く感じさせない出来にまたまた感心してしまった。

今回のアルバムはLiebmanのオリジナルが3曲に"Poinciana"と"Afro Blue"というプログラムであるが,冒頭のテナーで演奏される"G.I.G"がGeorge Gershwin生誕100年を記念するとともに,Gershwin兄弟を意識して書かれた曲(90年代後半に書かれたとライナーにはある)として,Liebmanにしてはかなりコンベンショナルな響きを持つ演奏になっているのにまずは驚かされる。しかし,次の"Nagative Space"ではいつものLiebman節が炸裂して思わず笑みを誘う。

続いてやや冗長に感じさせながらも,テンポを上げていくエンディング部には乗せられてしまう"Get Me Back to the Apple"を経て,またテナーに戻って"Poinciana"である。LiebmanはAhmad JamalとSonny Rollinsのバージョンについて言及しているが,このメンツではそうした響きにならないのは当たり前である。ここでもLiebmanはテナーの方がかなりコンベンショナルな感覚を示すが,私はここでのテナーはかなり好みである。演奏も熱いし,これを生で聞いていたら相当燃えたはずである。そして最後は"Afro Blue"というのが,Liebmanとしてはベタと言えばベタではあるが,15分を越える長尺の演奏にこれまた燃えさせられてしまう。Roberto TarenziはまるでMcCoy Tynerのようなフレーズ,サウンドを聞かせる(パワーでは負けるかもしれないが...)のがまたまた笑みを誘うが,ここでのLiebmanのテナーは本作の中で最も激しくも熱い。後半にこういうのを持ってくるかという気がしないでもないが,それでもやはりよいものはよい。

このアルバムを聞いていてふと考えたのだが,前作とどっちが好みかと問われれば実はこっちの方ではないかと思えてきた。久々に前作を取り出して比較しながら聞いてみなければわからないが,何となくそのように思えるのである。

いずれにしても演奏全編を通じてLiebmanファンは安心して聞いていられるが,前作でも感じたとおり,バックを務めるこのトリオは優秀である。特にRobertoTarenziのフレージングはLiebmanのパートナーにピッタリに思えるのは私だけではあるまい。こうなれば,レギュラーで活動して欲しいものである。星★★★★。

Recorded Live on Novmeber 29, December 2 and 4, 2005 in Florence, Bari, and Lamezia Terme

Personnel:  Dave Liebman(ts, ss, recorder), Roberto Tarenzi(p), Paolo Benedettini(b), Tony Arco(ds)

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コメント

こんにちは。私もHMVに注文しているところです。本日ぐらいには届くと思うので楽しみです。

Bar D2さま,コメントありがとうございます。

CDはお手許に届きましたでしょうか?今度また感想をお聞かせ下さい。

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音楽の話の前に、ちょっと雑記。 週末はまた帰省してました。野菜をどっさりもらって帰りました。 rhodiaの実家は全く農家ではありませんが、ご近所の家庭菜園にすっかりあやかっていて野菜を最近は買ったことがないそうです(笑)。 猛暑だし、すごーい夕立は来るし、好きなCDは持って来てないし、CDプレイヤーもないし、ネットも出来ない分、イタリア語がはかどりました(苦笑)。 普段から、携帯でマイスペは閲覧できるようにしているんですけど、 週末は思いがけずJerry Popoloから返信が届... [続きを読む]

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