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2008年5月18日 (日)

YellowjacketsとMike Stern:意外や意外の相性を示す

Lifecycle "Lifecycle" Yellowjackets Featuring Mike Stern (Heads Up)

私はMike Sternのファンである。であるから,基本的にSternが全面参加しているアルバムならば購入するのがポリシーである。しかしこのアルバムはその私もちょっと躊躇した。私はBob Mintzerが加入してからのYellowjacketsをあまり評価していない(今でも彼らの最高傑作はMike Russo時代の"Four Corners"だと思っている。Bob Mintzerが入ってからはなんか高揚感がないのだ)こともあるが,彼らの音楽とSternがあまり合うように思えなかったからである。しかし,それは私の予断だったようである。意外にもこのコンビネーション,なかなかに楽しい。このアルバムは2007年のモントリオール・ジャズ・フェスでの共演がきっかけとなったようだが,これは嬉しい誤算であった。

冒頭のMintzer作"Falken's Maze"からしてまるでMike SternのオリジナルあるいはSternのリーダー・アルバムの収録曲のように思わせる。その後の曲もSternのオリジナルは2曲しかないにもかかわらず,Mike Stern色が出ていて,Sternファンは嬉しくなるはずだ。Yellowjacketsのようなパーマネント・バンドと演奏してもそうしたカラーに染めてしまうのは,Sternの個性が強烈な証拠と言ってはほめ過ぎか。それでもこうした予想外の成果にSternが大きく貢献している事実は否定できまい。いかにワンパターンと言われようと(Sternのオリジナル"Double Nickel"なんてSternのリーダー作で既に聞いたような気分になる),それがMike Sternなのだと言いきってしまおう。だって,Sternが参加していない曲では見事なまでにいつものYellowjacketsに戻ってしまうのだ。

Mike Sternの最近のリーダー・アルバムはRichard Bonaを迎えたりして新機軸を打ち出そうとしているのはわかるのだが,アルバム一枚を聞きとおすのは結構辛いことがあるのも事実である。私はこのアルバムを聞いて,こうしたシナジーを生み出す他流試合は大歓迎だと言いたいし,極論すれば,Mike SternがYellowjacketsに正式に参加してしまった方が,YellowjacketsにとってもStern自らにとってもよりよい音楽を生み出せるのではないかと思ってしまった。星★★★★。

Recorded in January 2008

Personnel: Russell Ferrante(p, key, perc), Bob Mintzer(ts, ss, b-cl, cl, EWI), Jimmy Haslip(el-b), Marcus Baylor(ds, perc)

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コメント

眠い。けど、思わず反応。

まだ、一回聞いただけなんですが、、、その通りなんだもん。どこが、って、何となく、いだいた感想が。。(笑)


やっぱり、頭の出来は全く違うけど、、どこか、似てますよね。。(爆)

すずっくさん,こんにちは。

DNAは違っても嗜好は似るものなんでしょうねぇ。それはこれまで辿ってきた音楽遍歴がかなり近いということの証左ですかね。

ところで,先日ご紹介頂いたPaolo Fresuの゛Jazz Italiano 2006゛はかなり入手が難しいみたいです。私はeBAYでイタリアのセラーからゲットして,現在デリバリー待ちです。財布にはちと痛かったっす。

相変わらずマニラからおはようございます。
このCD実はアマゾンかなんかのメールで知ったのですが、何せこういうCDは即流通しているわけでないので、6月上旬一時帰国するまで「お預け」です。小生は実はマークルッソ、ボブミンツア両方ともそれぞれ趣きが異なっていてそれぞれに好き(高揚感はないが、地味な感じな渋さはある??ものは言いようですか?)で今でもこのグループは所謂ヘビーローテーションの中に入っています。
ただ、ドラマーが代わって(といって彼が原因ではないとは思うのですが)若干停滞感があったなと個人的に思っていました。

新しい方向性を出すにはいい機会なのかも知れないですね。ただ個人的にはこのグループはラッセルフェランテのグループだと思っているので、マイクスターンの立ち位置に今後注目する必要はあるかもしれませんね。

あぁ。。。。
あのシリーズは、(2006年のは)全部、持ってるの。
貸してあげたのに!
八木ご本尊を、、介入するとか。。
何とか。。できるのけど。。

こうぞうさん,コメントありがとうございます。私もBob Mintzerが入ってからのアルバムも結構持ってはいるのですが,それでもなんかイメージが違うんですよねぇ。

また,ドラムスのWilliam Kennedyが抜けて,ますます地味というか渋くなってしまったような気がします。

それでもなんだかんだと言いつつも私も買っているのだから,嫌いじゃないんですよね,きっと...。

すずっくさん,コメントありがとうございます。

私は気に入ったCDは「保有」しないと気がすまないコレクター気質の人間ですから,ご心配には及びません。なかなか手に入らないところでは,Tom HarrellがKenny Wernerたちとやった゛Sail Away゛は聞いてみたいです(すずっくさん,ジャズ批評に書いてましたよね)。その節はよろしくお願いします。

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