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2008年5月 8日 (木)

Hear Music恐るべし:今度はCarly Simonだ

Carly_simon ゛This Kind of Love" Carly Simon (Hear Music)

Starbucksが運営するHear MusicレーベルはPaul McCartneyを手始めに,Joni Mitchell,James Taylorと契約を結び,ある一定の年齢層以上のオーディエンスにターゲットを絞る姿勢を示してきたが,今度はCarly Simonの新作が同レーベルから発売された。

私がCarly Simonを聞くのは非常に久し振りのことである。私はCarlyと言えば゛Boys in the Trees" と゛Torch゛を愛聴してきたクチだが,特にCarlyの大ファンという訳ではない。そんな私が今回のアルバムを購入したのはJimmy Webbがプロデュースに関わっているからにほかならないのだが,このアルバム,Jimmy Webbの個性というよりも,ブラジリアン・フレイバーが強く出ている。ライナーによれば,Jimmy WebbがCarlyにブラジル音楽のアルバム制作を持ちかけたらしい。確かにこのアルバム,2007年に亡くなったコラムニストのArt Buchwaldと並んで,Antonio Carlos Jobimに捧げられているから,やはりブラジル音楽がアルバムの底辺を支える基盤となっているのは事実である。但し,全部が全部ブラジルというわけではないのだが...。

このアルバムを聞いていると,随分とCarlyの声も渋くなったものだと思わざるをえないが,全体的に見ればやはりこれは「大人向け」の「落ち着いた」アルバムである。私は必ずしもCarlyの声がブラジル系音楽に合っているとは思わないのだが,午後のひとときをお茶でも飲みながらバックに流すには適切な音楽ではある。そうした意味ではStarbucksの戦略に合致した音楽と言ってもよいのである。但し,Carlyのラップで始まる3曲目゛People Say a Lot゛はかなり浮いているが...。

私としてはもう少しJimmy Webbとのコラボレーション色を出して欲しかったような気もするが,これはこれで十分楽しめるアルバムではある。ただ,私がこのアルバムをプレイバックする頻度が゛Boys in the Tree"や゛Torch゛を上回るかと言えば,必ずしもそうではないだろうというのが正直な感想である。ただ,Art Buchwaldに捧げられた最後に収められた゛Too Soon to Say Goodbye"は泣ける出来である。この曲,Buchwaldが死期を悟りながら,ホスピスで書き上げた最後の著作と同じタイトルを持つが,アルバムの最後にこういう曲を持ってこられるとやはり涙腺がゆるむ。この曲ゆえに半星追加して星★★★☆。

尚,このアルバムではCarlyの息子Ben Taylor及び娘Sally Taylorが曲を提供しているが,やはり蛙の子は蛙である。才能は遺伝する(もちろん環境もあろうが)ということを実証しているようである。

Personnel: Carly Simon(vo, g, p, key, perc), Jimmy Webb(p, key, b, vo), Robbie Ameen(ds), Lincoln Goines(b), Peter Calo(g, vo), David Saw(g), Ben Taylor(g, vo), Cyro Baptista(perc), Rick Marotta(perc), Aaron Heick(sax, a-fl, english-horn), ben Mauro(g), William Galison(hca), Sherree Brown(vo) & Others

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コメント

Carly SimonのTorchは、私も好きです。
でも、特にCarlyの大ファンという訳では有りません。。
このあたりの人になると、、好き嫌いと別になモンがあります。。ね!一緒。(笑)
でも、クリスマスアルバムができたときは、、買いました。。ぁぁ。。。

と、、、お財布は災難でしたが、無事戻ってくるようで良かったですね。
私も、小さな手提げ鞄を置き忘れたことが有りますが、、ちゃんと、届けられていました。
10年くらい前のことです。。

あれ?
さっき、、コメントしたんだけど。。

すずっくさん,コメントありがとうございます。

コメントは私が公開の手続きをしないと反映されないため,アップが遅くなりました。世の中,くだらないコメント,TBを勝手に送りつけてくる輩がいますので,致し方ない措置としてそうしています。

まぁ私のところは少ない方でしょうが...。

カーリー・サイモンの新作があちこちのブログで注目されていますね。ジミー・ウエッブの名前が出ていることにも興味をそそられます。
でも、スターバックスが音楽産業からの撤退を表明。ポール・マッカートニーはEMIに復帰できるかもしれませんが、カーリー、ジェームズ・テイラー、ジョニ・ミッチェルらは当分冷や飯を食わされるのではないかと心配です。

すずっくさん,Torchお好きなんですねぇ。やはり相当嗜好が似ている...。こういうのを同好の志と言います。

Finelineさん,スタバが音楽から撤退というのは知りませんでした。Hear Musicごとどこかに売却するんでしょうか?Carlyはさておき,Joniはせっかく音楽界に戻ってきたのに,また契約でもめて業界に愛想をつかすというのは勘弁してほしいものです。

でも資本主義ですから,仕方がないと言えば仕方ないですが。世の中,信用できるのはRhinoかNonesuchしかないんでしょうかねぇ

私の好きなアーティストやアルバムの事がたくさん書かれていていたるところにコメントさせていただいております。

私も「Torch」は大好きです。今もi-Podに「Blue Of Blue」と「What Shall We Do With The Child」が入ってます。 

Self Confessional Singer/Songwriterっていうのは彼女の前にもいたと思いますが、James Taylorとの破局の直後にこのアルバムを出してしまうっていうのは当時としては凄い事だったのではないでしょうか。ジャケットにはJT似の男性が写っていますしね。このアルバムや、JTとのデュエット「Devoted To You」とかを聴くと切ないですね。

特に歌のうまい歌い手として語られる事は少ない彼女ですが(初期の歌唱は少なからず荒削りな面がありますよね)、「Torch」での歌唱はすばらしいとおもいます。

あ、あと機会があったら「Spy」と言うアルバムも聴いてみてください。最後に収録されている「Memorial Day」と言う曲はCarly Simonが「Aja」をやったらどうなるか、みたいな感じでおもしろいです。Steve Gaddが叩いてます。

Trotさん,コメント・バック第4弾です。"Spy"は未聴ですが,「Carly Simonが「Aja」をやったらどうなるか」という表現だけで聞きたくなってしまいました。

またこれでCDのバックログが増えていく...。

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