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2008年5月27日 (火)

Billy Prestonのライブがバージョン違いを収録して復活

Billy_preston "Live European Tour" Billy Preston(A&M)

このアルバムが以前CDで再発された時に収められていたバージョンは米国版だそうである。それはまともなマスター・テープがそれしか残存していなかったかららしいのだが,今回はそれにオリジナルで発表された英国版の曲も追加収録しての再発である。しかも紙ジャケだけではなく,最近はやりのSHM-CD方式である。そうした点を踏まえれば,これはお買い得と言ってよいが,前回の再発盤を買った身としてはやや切ないのも事実。それでも迷うことなく購入である。ただし,UKバージョンはやはりマスター・テープがないらしく,LPからの音源起こしになっているようなので,音にはやや難があるが,それでもこの再発は貴重である。

私はBilly Prestonが結構好きで,Appleレーベルやその他の作品もいくつか保有しているが,彼のよさはやはりこの何とも言えずソウルフルなボイスということになろう。もちろん,Beatlesのバックでも聞かせたキーボードも素晴らしく,その両方を楽しめるのがPrestonのよいところである。ここでも聴衆を乗せる術を心得たPrestonの快演が聞かれる。この演奏,Rolling Stonesの前座での演奏らしいのだが,前座でこんな演奏されたら困るだろうなぁと思わせるほど,聴衆を乗せている。大したものである。

ここでの演奏に関しては詳細のクレジットがないので,参加メンバーは不明ながら,リード・ギターは当時Stonesに在籍中のMick Taylorが客演し,鋭いプレイを連発している。前座,本チャンで弾きまくるTaylorの体力やこれまた大したものと言わざるをえないが,それでもあくまでも主役はBilly Prestonである。Beatlesで名を売ったPrestonゆえ,"Day Tripper"や"Let It Be"に"Get Back"なども演奏している。まぁそれが「素晴らしい」かと言えば,必ずしもそうでもないし,演奏にも粗い部分も多々あるが,このアルバムで重要なのはあくまでも「乗り」であるから,細かいことには目をつぶることにしよう。星★★★★。

Recorded Live in 1973

Personnel: Billy Preston(vo, key), Mick Taylor(g)

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