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2008年5月13日 (火)

出張中に見た映画(1):08/05編

Photo 「椿三十郎」('07,東宝/角川)

監督:森田芳光

出演:織田裕二,豊川悦司,風間杜夫,西岡徳馬,小林稔侍,中村玉緒,鈴木杏,藤田まこと

私はこのブログでこの映画を見る前から随分と激しく批判してきた。一度は予告編を見るだけでだめだと言い切ってしまったこともある(インベージョン:3度目のリメイクを参照願いたい)。そこでも予告編を見ただけで私は織田裕二のセリフ回しについて文句を書いているが,毎度毎度のことだが,海外出張時の楽しみは行き帰りの飛行機で見る映画なので,この映画も見てみた。今回はその報告である。

はっきり言ってしまえば織田裕二は完全なミスキャストである。セリフは何を言っているのかよくわからないし,そもそもの「三十郎」の持つ怪しげさに欠けるのである。これは予告編だけでも想定できた話である。しかし,映画を見ていて責任を織田に全部押し付けるのは酷なような気もしてきた。と言うのも豊川悦司も駄目(仲代達矢の鋭さなど全く感じられない)なら,もっとひどいのは若侍軍団だからである。黒澤作では加山雄三,田中邦衛以下,皆それなりの役者,演技だったと思うが,今回の若侍軍団は一体何だ?演技の「え」の字も知らないようなポッと出の兄ちゃんたちを見ていて私は不快感だけが増してしまった。また,押入れ侍は前作では小林桂樹が助演男優賞ものの演技だったが,今回の佐々木某はこれまた一体何だ?存在感ゼロである。ちゃらちゃらした兄ちゃんたちにははっきり言って時代劇は無理と思わざるをえない。

結局,今回は脚本はオリジナルをほとんど踏襲している(違いがあるとすれば,ラストの決闘シーンだけである)にもかかわらず,本作がとんでもない凡作に終わったのはほとんど役者のせいである。それは換言すれば,役者からその程度の演技しか引き出せない森田芳光の責任である。こんな映画を作っているようでは,若者の時代劇に対する関心を引き上げるのはほとんど無理。それよりも何よりも時代の先達に対して失礼である。唯一救いがあるとすればベテラン俳優陣の演技(風間杜夫はほとんど志村喬をコピーしている)であるが,それにしてもである。

この映画を2時間近くもたせているのは脚本の力以外の何ものでもない。プロデューサーの角川にはどうこう言っても無駄だとしても,監督の森田以下,若い役者は3回顔を洗って出直せと言い切りたい超凡作。評価の星に値しない。

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