サルサの祝祭
"Metiendo Mano!゛ Willie Colon Presents Ruben Blades(Fania)
サルサはラテンのダンス音楽にジャズあるいはロック的な要素が混ざって出来あがった音楽である。いずれにしても基本的にはダンス音楽であるから,乗りが全てである。
本日紹介するアルバムはそのサルサの世界でも非常に有名なアルバムだが,最近,リマスターされて発売されたものをゲットしたものである。これで積年の課題が一つクリアされたと言っては大袈裟か。このアルバムのジャケはずっと昔から知っていたが,別に私はサルサ好きというわけでもないし,ほかに持っているのはFania Allstarsのベスト盤ぐらいのものである。それでもこのアルバムは出来がよいことはすぐにわかる。言葉がわからなくてもである。
ある意味執拗なまでに繰り返されるリズム/フレーズ(時として,CDプレイヤーが読み取りエラーを起こしているのではないかと心配になるぐらい繰り返されるのだ)にBladesの歌が乗っかっていると言う感じなのだが,このラテンのリズムに思わず乗せられてしまうのである。通常の通勤途上であれば,音楽を聞きながら熟睡の世界に入る私が,このアルバムを聞いていると寝られないのである。それほど刺激的であり,祝祭的な音楽である。それにしてもWillie Colon率いるバンドに乗るRuben Bladesの声の何と魅力的なことか。これはやはりこの手の音楽を代表するアルバムとして一度は聞いておいて損はないような気がする。星★★★★★。
面白いのはホーンが基本的にトロンボーンばかりということである。しかもジャケの写真を見ると,Colonが吹いているのはバルブ・トロンボーンである。不勉強でわからないが,これってサルサの流儀なのだろうか?あるいはColon流なのだろうか?そうした中でトロンボーンが本業のTom Maloneがトロンボーンを吹かずに参加しているのはご愛敬と言うべきか。
Personnel: Willie Colon(perc, tb), Ruben Blades(vo, g), Yomo Toro(g, vo), Sonny Bravo(p), Jose Torres(p), Tom "Bones" Malone(sunth, tuba, harp), Sal Cuevas(b), Milton Cardona(ds, perc), Jose Mangual Jr.(perc, vo), Nicky Marrero(perc), Lewis Kahn(tb), Leopoldo Pineda(tb), Papo Vasquez(tb),
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