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2008年4月25日 (金)

Peter Asplund:やはりスウェーデン・ジャズ恐るべし

Peter_asplund ゛As Knights Conquer゛ Peter Asplund(Prophone)

ブログのお知り合い,すずっくさんやcrissさんがご紹介されていたので購入したアルバムである。そうしたご紹介なかりせば,私がこのCDに関心を持つことすらなかったであろう。そういう意味ではこのお二人に感謝したくなるような好アルバムである。

そもそも私はトランペットのワンホーン・アルバムが結構好きで,このアルバムもまずそういう編成であるところが気にいったのだが,演奏は私の想像をはるかに上回る素晴らしさである。冒頭のいかにも北欧的な響きの゛In a Pensive Place゛からしてこの手のサウンド好きにはたまらないものがあるが,オリジナルとスタンダードを組み合わせたプログラムにしても,全編を通じた演奏のトーンにしてもこれはなかなかに優れたアルバムとなっている。やはり私のような中年にはこれぐらい落ち着いたトーンが適している。この人たちはスタンダードをややいじり過ぎるきらいがないわけではない(特にどうしてこういうイントロ/アレンジ?と感じさせるところがある)が,これぐらいは全くの許容範囲である。そんなことを気にさせないサウンドや各プレイヤーの技量である。また,オリジナルが全て素晴らしいかというと決してそうとも言えないのだが,それも全体を通して聞けば,ほとんど気にならなくなるのである。

ここでのクァルテットはレギュラー・バンドのようだが,リーダーのAsplundはどちらかと言えばコンベンショナルなモダン・スタイルのようにも思える。そこにバンドとしての緊張感をもたらすのは新主流派的響きが強く,切れ味の鋭いJacob Karlzonのピアノのように感じられるが,この両者が生み出す絶妙なバランス,あるいはシナジーがバンドとしての魅力を非常に高めているのが素晴らしい。是非しばらくこのコンビネーションで演奏活動を続けて欲しいものである。

私はここでの演奏を聞いていて,このメンバーによるライブを是非見てみたい(乞来日!)という衝動に駆られるほどだが,このアルバム,日本人の嗜好に相当合っていると感じるので,認知度さえ高まればずっとメジャーになれる存在に間違いない。今後,私も微力ながらこのバンドをプッシュしていきたいと思うが,未聴の方には是非だまされたと思って聞いてみて欲しいと思うし,気が早いが私の2008年度のベスト盤候補に入ってくるであろうアルバムである。星★★★★☆。やはりスウェーデン・ジャズ恐るべしであった。

Recorded on October 28, 29, 30 and December 5, 6, 7, 2007

Personnel: Peter Asplund(tp,fl-h), Jacob Karlzon(p), Hans Andersson(b), Johan Lofcrantz Ramsay (ds)

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コメント

痛風、、お大事にね。

このアルバムも、アスプルンドもカールソンも気に入って下さったのですね。
良かった。
秘密の隠れ家のマスターもお気に入りなのですよ。
恐るべし、、つうか、ゲッツも愛したスウェーデン。。。

さて、そのゲッツとも共演歴を持つ森さんの参加してるアルバム「Obsolete Music/Personkrets II-V-I 」もとても面白いアルバムです。
なんと、今日は新宿はピットイン。
新潟に続いて、ここでも聞きたかったなぁ。。

すずっくさん,こんばんは。

痛風も峠は越えました。でもまだ痛いです。こういうときにはこのアルバムを聞いて落ち着くというのもいいかもしれません。本当にいいアルバムです。こちらからもTBさせて頂きます。

次は゛Obsolete Music゛も試してみますね。

作品に対する評価の厳しい中年音楽狂さんが、四つ星半をつけるとは、海の向こうで、彼もさぞかし喜んでいることでしょう。

スウェーデンといえば、今日、これから、
Body & Soul に スカンジナビア・コネクションを観に行ってきます。
suzuckさんが、アツい長文ライブレポートをアップしてくれていますので、ご覧あれ。

crissさん,こんばんは。ジャンクを除けば丁度300本目のコメントありがとうございます。

私の評価が厳しいというよりも,日本の某誌の評価が甘過ぎるのに皆さん慣れてしまったのではないかと思います。まぁでもやはり結構辛口ですかね。

別にレコード会社の顔を立てる必要もないですから,消費者目線でこれからも語っていければと思います。

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