カナダ人トリオをバックにしたPaul Desmondの未発表音源現る
゛Edmonton Festival '76゛ Paul Desmond Quartet(Gambit)
Paul Desmondが亡くなったのは1977年であるが,その前年の未発表音源が発売になった。これはDesmondファンにはたいへん嬉しい快挙である。しかもバックは晩年のDesmondを支えたカナダ人トリオ,もちろん私がひいきにするEd Bickert入りである。
カナダ人をバックにしたDesmondのライブ盤はHorizon,Artist House,Telarcの3つのレーベルから発表されていて,それらは全てトロントの"Bourbon Street゛における実況だったが,今回はアルバータ州エドモントンのジャズ・フェスにおけるライブである。エドモントンはカルガリーの北なので,この演奏が録音された4月はジャズ・フェスにはまだ寒い時期ではないのかと思ってしまうが,そんなことは全く関係のないDesmondの演奏ぶりである。しかも,クラブであろうが,コンサートであろうが,DesmondはDesmondであったということを実証するような出来で,これはたまらん。曲はトロント・ライブと大差なく,ここでしか聞けないのは゛Someday My Prince Will Come゛ぐらいであるが,私にとってはこのメンツの未発表録音が聞けるだけで嬉しいので,曲目なんて関係ないのである。音も決してクリアとは言えないが,鑑賞する上では全く問題ないのも嬉しい。
演奏はと言えば,翌年肺がんで亡くなるとは思えない演奏ぶりという言い方もできるが,本当にいつものDesmondで,安心して聞くことができる。いかなるシチュエーションでも,いかなる共演者とでも,Desmondは駄演というのができない人なのである。曲目ゆえに既にトロント3部作を保有のリスナーには勧めにくいのも事実なのは事実だが,それでもPaul Desmondファンは必聴,必携のアルバムである。やはりPaul Desmondは素晴らしい。よくぞ発売してくれたという感謝も込めて星★★★★★。但し,この芸のないジャケットは何とかして欲しいなぁ。
Recorded Live at Edmonton Jazz Festival on April 14, 1976, in Edmonton, Alberta, Canada
Personnel: Paul Desmond(as), Ed Bickert(g), Don Thompson(b), Jerry Fuller(ds)
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» お盆じゃないけれど EDMONTON FESTIVAL'76 / P・DESMOND [JAZZ最中]
ポールデスモンドがなくなったのが1977年5月30日、命日でもお盆でもないけれど、このような題になりました。ずいぶん前に書いた記事に載せたアルバムをデスモンドのラストリーダーアルバムと書いていました。1975年10月にカナダでのJAZZクラブでの録音でした。
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20060816
その後75年10月25〜30日に録音されたおなじ音源の残りテープが発売されました。
ラストリーダーアルバムとしてというよりか、デスモンドなので購入するわ... [続きを読む]
受信: 2008年5月12日 (月) 22時07分

















コメント
わあ。。。
新譜はCDですよね!
リーブマンのブートものも欲しかったんだけど、これも絶対欲しいな。。
悩ましいです。。
情報ありがとうございました。
投稿: すずっく | 2008年4月13日 (日) 07時43分
すずっくさん,こんにちは。お役に立てて何よりです。こちらは正規盤のCDです。ご心配なく。Gambitというレーベルはたまにこういうのを出してくるのであなどれません。
LiebmanはCD-Rなのがねぇ。ブートですから仕方ないですが。
投稿: 中年音楽狂 | 2008年4月13日 (日) 10時04分
素晴らしかった。
朝1はこれでした。。。
かけたとたん、、あのセピアな世界が広がって、もう、うっとり。。。
ビッカートの甘いトーン。。。デスモンドの柔らかなライン。。。
もう、たまりませんです。
ジャケットはあれですが、中味はインタビュー中心で、非常に興味深い。。
なので、今度、訳して下さいぃぃ(爆)
どうも、ありがとうございました。
彼の作品はLPが多いので、これ、きっと重宝すると思います。
うっとリィ。。
しかし、、改めて。。ビッカートって素晴らしいギターリストだと思いましたぁ。。。
投稿: すずっく | 2008年5月10日 (土) 09時15分
すずっくさん,こんにちは。ようやくこちらの時間で明日帰国の途につきます。
このアルバム,今まで出ているアルバムと大きな違いがないと言えばその通りですが,やはりいいものはいいという感じです。DesmondもBickertも最高です。私は聞くたびに随喜の涙をこぼしてしまいます(とは大げさですかね)。
投稿: 中年音楽狂 | 2008年5月11日 (日) 13時01分
中年音楽狂さん、こんにちはmonakaです。
このアルバム即購入して聞けばとてもいいとおもいました。そしてラスト近くを聞きなおしますと、やはりトーンの張りは落ちているのですね。1枚だけだと全然気になりませんが。古いビクターを聴くと特に感じますが、それをちっとも嫌に思わないプレーヤーです。
決して悪く書いたつもりの無い記事と思っていますのでTBさせていただきます。
投稿: monaka | 2008年5月12日 (月) 22時02分
monakaさん,コメントありがとうございます。
確かにDesmond,肺がんを患っていたはずですから,多少の「かげり」が出るのは仕方がないところかもしれません。
それでも,あまりそうした点を露骨に感じさせない点が立派だと思います。こちらからもTBさせて頂きます。
投稿: 中年音楽狂 | 2008年5月13日 (火) 08時01分