春なのに暑苦しいこと甚だしい
"Black Renaissance" (Baystate)
さすが紙ジャケ天国の日本である。私を驚かせるようなアルバムも多数紙ジャケ化されて再発されているが,こんなものまでということではこれも結構ディープな世界と言ってよいアルバムである。
何と言っても70年代のフリーとモダンの中間のようなスタイル(それもかなりフリー寄りと言ってもよいかもしれない)のアルバムを発売していたBaystate原盤というのがそもそも渋い。それにしてもまぁよくもこんな音源を国内レーベルが平気で発売していたものだと思わざるをえないが,こんな音源ではそもそもセールスが期待できるわけはなく,オリジナル盤が高値で売買されるのも仕方がないだろう。
それにしてもである。この暑苦しさを生み出しているのは,当然メンツによるものという点も否定できないとしても,やはり訳のわからぬ9人のコーラス隊ということであろう。それもご丁寧に"SingingVoice"と"Speaking Voice"に分けて書いてあるから,コーラス隊と呼ぶのは本当は適切かどうかはわからないのだが,こういうのをスピリチュアルと呼ぶには若干の疑問はあるものの,時代感たっぷりという表現こそピッタリである。
いずれにしても私がこのアルバムを買ったのはWoody Shawを聞きたいがためであるが,ここでも期待値よりは短いがWoody Shawらしいソロが聞けて嬉しくなってしまう。まぁWoodyのリーダー作だから仕方ないが...。星★★★☆。 それにしても桜が満開の夜に夜桜を愛でながら楽しむような音楽ではないなぁ。
Recorded on June 15, 1976
Personnel: Woody Shaw(tp), Azar Lawrence(ts, ss), David Schniiitter(ts), Harry Whitaker(ds) Buster WIlliams(b), Billy Hart(ds), Howard King(ds), Mtume(pec), Earl Benett(perc), Lani Groves(vo), Edna Hall(vo), Sandy Nakamura(vo), Assata Doby(vo), Sakou Sandiata(vo), Fikisha Kumbo(vo), Dwight Carson(vo), Bobby Andrews(vo), Andaye DeloCruz(vo)
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