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2008年3月24日 (月)

人気再燃(?)Kenny Rankinのジャズ・アルバム

Kenny_rankin "A Song for You" Kenny Rankin(Verve)

紙ジャケット天国,日本のマーケットならではということになろうが,Kenny Rankinの旧作が紙ジャケットで再発されている。人気はおそらく"Kenny Rankin Album"ということになろうが,最近のなんでも紙ジャケ化すればいいというような風潮は私個人としては問題ありとは思うが,それでも出れば買ってしまうのがファンの性である。レコード会社も罪作りと言っておく。しかし,その一方で紙ジャケが出ると普通の人は同一音源を何枚も持つ趣味はないだろうから,旧バージョン(プラ・ケース版)のCDが中古市場に売りに出る確率が高くなるので,買い逃していた音源をゲットするチャンスも増えるという私にとっての副次的効果もあるから文句は言うまい。

さて,本盤はそのKenny RankinがChristian McBride,Lewis Nashという魅力的なリズムをバックに,スタンダード・ナンバーを渋く歌った好盤である。更にはChris Potter,Roy Hargrove,Russell Maloneというジャズ系ソロイストを配して,ある意味小唄っぽく歌っている。よって力みとかは無縁の演奏が続く。こういう編成/コンセプトを見るとMichael Franksの初期のアルバムと同様のアプローチということになろうが,本作のプロデューサーがTommy Lipumaと聞けば,むべなるかなと言いたくもなる。

Michael Franksと比べるとソロイストが少々地味なのは致し方がないところだが,歌唱はなかなかの佳演ぞろい(雰囲気は別として,Rankinの方がFranksよりは歌手としては上だろう)であるし,ソロイストも好演である。私は軽くフェイクする"Round Midnight"が特に気に入っているが,全編を通じて肩肘張らずに聞くには結構いいアルバムのように思う。でもKenny Rankinという名前だけで,ジャズ・ファンの注目はほとんど浴びなかったのであろうと思われるアルバムである。予備知識なしで聞けば,これはこれで佳作だと思うし,一回聞いておいても損はしないだろう。と言っても私は中古で拾わなければ買っていなかっただろうが...。星★★★☆。

Personnel: Kenny Rankin(vo, g), David Spinozza(g), Leon Perdarvis(key), Christian McBride(b), Lewis Nash(ds) with John Beasley(key), Roy Hargrove(tp), Chris Potter(ts), Russell Malone(g), Alan Broadbent(arr) with Winds & Strings

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コメント

ランキンは2004年ニューヨークのイリジウムと、2007年東京のコットンクラブでの出演を見ましたが、ギターもピアノも上手く、更に歌唱力は、マイケルフランクスの5倍は上手いと思いますね。このアルバムは愛聴しています。

カビゴンさん、コメントありがとうございます。

私は生でKenny Rankinは見たことはないですが、Michael Franksは2回見ています。最初に見たDave Grusinとのドリーム・バンドのときは可哀相なぐらい緊張していて悲惨でした。NYCで見たときは随分改善してましたが。

いずれにしても歌手としてどちらが上かはご指摘どおりと思いますね。

フランクスは、全て東京でですが、4回ぐらい見ていますが、人の良さそうな佇まいの人です。客演の豊富さは意外に人の良さからかも。まあ、彼の歌は曲も歌唱も独特の雰囲気を持っていますから、才能が客演者を豊富にしているのかも。ランキンの話ではなくなりましたね。

カビゴンさん,コメントありがとうございます。

確かにMichael Franksは雰囲気で聞かせてしまうという珍しいタイプの人ですね。スタイリストというほどではないとしても,私もなんだかんだといいながら好きな人です。

本日Kenny Rankinのsiteに数年ぶりに訪問したら、何と本年6月に肺がんで逝去とありました。絶句。
今まで聞いた中でも5本指に入ると思える歌の上手い人だったのに。合掌。

カビゴンさん、返事が遅くなりました。

私はこの訃報をある雑誌で知りました。丁度彼が亡くなった頃にBottomlineでのライブ盤をゲットしたように思います。これも何かの因果かなと思います。まだまだ活躍できる年齢だっただけに惜しいですね。

ご冥福を祈りたいと思います。

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