最近のトラックバック

2018年11月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

2016年おすすめ作

無料ブログはココログ

« 懐かしの"Frampton Comes Alive" | トップページ | Dave Liebman恐るべし。このブートも恐るべし。 »

2008年3月17日 (月)

Jerry Bergonziがスタンダードを吹くと...

Nuttree "Standards" The Nuttree Quartet (Kind of Blue)

このアルバムを発売したKind of Blueレーベルの作品としては以前「主流派になった(?) Bobby Hutcherson」として"For Sentimental Reasons"というアルバムを取り上げたことがあるが,それはそれで楽しめる作品で,この新レーベルについての個人的な注目が若干ながら上がっていた。Webサイトをよくよく見てみると本来はスイスのレーベルらいしいが,録音にもこだわった姿勢を打ち出したレーベルである。いずれにしてもポリシーのしっかりしたレーベルは強い。しかし,本作はそんなことは関係なく,完全にメンツでの関心が購買意欲を高めてしまったアルバムである。既にほかのブロガーの皆さんも取り上げていて,こうしたメンツには注目している人が結構多いのだなぁと思うところ大である。注文してから入手するまで若干時間は掛かったが,まぁまだ新譜として扱って問題ないだろう。

John Abercrombieは以前からオルガン入りのトリオというフォーマットで録音を残しており,古くはJan Hammer,次いでDan Wallときて,今回はGary Versaceであるが,よほどこのフォーマットが気に入っているのだろうと考えてもよい。そして,今回の目玉はそこに加わるJerry Bergonziである。そのメンツでスタンダードを演奏するのだから,これはやはり注目して然るべきものである。

演奏の方はと言えば,"Footprints"なんて熱いもので嬉しくなってしまうが,全体的には結構クールな感覚で,比較的淡々と演奏しているという感じ(Versaceのオルガンのトーンのせいかもしれない)だろうか。かつ選曲も"Standards"と謳いながら,所謂大スタンダードとは若干異なるものであり,そのあたりにこの人たちのポリシーを感じるように思える。ライナーを読んでいる限り,このセッションの言いだしっぺはドラムスのNussbaumのようだが,こういうセッションならまたやってくれいと言いたい。痺れるような感覚はないが,これはこれで楽しめるアルバムであり,酒のともともなりえよう。星★★★☆。最後の"Naima"にはしみじみさせられてしまった私である。

一点惜しいなぁと思うのは,"Israel"をBergonzi抜きで演奏しているのだが,ここはテナーとギターのユニゾンが聞きたかったような気がするのは私だけだろうか?

Recorded in February 2007

Personnel: John Abercrombie(g), Jerry Bergonzi(ts), Adam Nussbaum(ds), Gary Versace(org)

« 懐かしの"Frampton Comes Alive" | トップページ | Dave Liebman恐るべし。このブートも恐るべし。 »

ジャズ(2008年の記事)」カテゴリの記事

新譜」カテゴリの記事

コメント

中年狂さん、こんにちは、monakaです。
このアルバム、バーガンジーがついメインになってしまいますね。もっとアバンクロンビーがガッと着てくれると私は良いと思いました。リーダーがそれなりでスタンダードということでこうなったのでしょうか。
残念ですが期待には届かないアルバムにかんじました。

monakaさん,コメントありがとうございます。

John Abercrombieについては昔とややスタイルが変わってきたかなとは思いますが,今回はNassbaumに呼ばれたんでやってみましたと言う感じなのかもしれません。

本当にやりたいのはECMでのアルバム(ヴァイオリンのMark Feldman入りのバンドも3作出していますし...)の路線なのではないかと想像しています。

中年音楽狂さん、こんばんわ。
TB ありがとうございます。

最近のバーゴンジーは老境の域に
達したのか、90年代のようなバリバリ
吹きまくる強さが感じられず、少々寂しいです。
この作品も、酒の肴にはうってつけですが、
興奮はしませんよね。

≪ Israel ≫は確かにそう言われると、
バーゴンジとのユニゾンテーマのが良かった
ようにも、感じますが、アルバムの流れに変化をつけるためにも、サックスレスで一曲、というのは、あり、かとも思います。

crissさん、コメントありがとうございます。

やはりBergonziに対する期待って高いんだなーと考えさせられるご意見ですね。確かにさらにブリブリ吹けるはずですから。

引き続きよろしくお願いします。

Toshiyaさん、続きまして、こんにちは。

2007年だったの冬だったでしょうか、主人と一緒に見に行きました。席は自由席でしたが、少し並んで最前列中央をゲットしました。チケットはAdamからの招待です。

Crissさんの記事にも演奏の報告をさせてもらったかと思います。主人は生ジャズの迫力に驚き、ホールが立ち見がでるほどの満席に私はびっくりしました。

演奏ですが、迫力とか、音を楽しむのならそれはそれでOKなのですが、私には難しかったかな。。というのが正直な感想です。Standardsって、訳すと標準?!ですが、私には、困難でした(苦笑)。

このステージでは、Johnが最初のハーフ、サウンドの問題で、終始機嫌がとても悪かったのを記憶しています。Garyは、冒頭、Adamからの補足説明があったのですが、本来彼の所有するキーボードは、とても良いのだけど、今日の楽器では少し。。。と言っていました。

個人的に、Adam、Jerryさんから、彼のCDの宣伝はされたことは今までにありませんが、
(私自身、ジャスに詳しくないというのを、彼らは良く知っていると思うので。。苦笑)このステージでは、Adamが、このStandardsのCDを、会場全員に宣伝していました。このセッションは、Adamがバンドリーダーです。最初から最後まで彼が仕切っていました(笑)。この時の写真が、何処かに保存されていると思うので、また、添付してお送りできればと思います。

確かにJerryさんの吹き方は、ブーブーという感じがピッタリかもしれません。よく酸素不足にならないなぁ。。と感心です。肺活量もかなりあるのでしょうね。いつかまた、聞いてみようと思います。

Laieさん,ジャズのライブとは言っても,PAが強烈な場合もありますから,経験がない方が行かれるとビックリされるかもしれませんね。

スタンダードというのはご承知とは思いますが,例えば元々ミュージカル等で作られた曲を,ジャズマンが多数取り上げることによって,ジャズ界で知らない人がいないというようなニュアンスですね。ですから「標準」というのとは違うと思います。しかし,ジャズはアドリブが命ですから,原メロディをどう崩していくかというところに命を掛けるミュージシャンもいますね。

Toshiyaさん、こんにちは。

こちらは、本日、祝日です。。。

スタンダードの意味ですが、例えば、枯葉という曲があったとします。1番は、主旋律を演奏し、2番目で、旋律をアドリブ、即興などで崩し、3番目にまたテーマ旋律に戻るパターンを言うのかと思っていました(苦笑)。

このアルバムは、自分には知っている曲がなく、馴染みがなかっただけに難しいと感じてしまいました。もしかしたら、ジャズの間では、有名な曲集アルバムだったのかもしれませんね。

添付した写真、御覧になられたかと思いますが、如何だったでしょうか。主人は、舞台が暗く、思うように撮影出来なかったと言っています。

Laieさん,こんばんは。写真ばっちり写ってましたけど。ご主人の追求するレベルが高いんでしょうね。

「1番は、主旋律を演奏し、2番目で、旋律をアドリブ、即興などで崩し、3番目にまたテーマ旋律に戻る」という解釈は間違いとも言えないですが,アドリブ・パートはワン・コーラスとは限りませんね。Paul Gonzalvezというテナー・プレイヤーは1956年のニューポートのジャズ・フェスで,在籍していたDuke Ellingtonのバンドで延々27コーラスのソロを吹いたというのが有名な逸話としてありますね。ソロは何コーラスやろうが勝手ですが,打合せ通りにやらないとバンド・メイツには嫌われますね。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/198475/40507501

この記事へのトラックバック一覧です: Jerry Bergonziがスタンダードを吹くと...:

» 和菓子幾つまで Standards / The Nuttree Quartet [JAZZ最中]
ショップで見ていたら、バーゴンジーの名前があるので拾いました。 バーゴンジーは選んで聴いているわけではないのですが、なぜか安心ミュージシャンと思っていて、段々とアルバムがたまってくるプレーヤーです。 今回はジョン・アバンクロンビーなどとの一枚ですが、ほかの人は実は知りません。アバンクロンビーもフュージョンみたいなことをやっていた時のイメージが強いのです。 このアルバムについては、知識豊富なクリスさんが書いているのでそちらがをごらんください。いつも凄い情報量です。ずるいと思われるかも知れませんが、... [続きを読む]

« 懐かしの"Frampton Comes Alive" | トップページ | Dave Liebman恐るべし。このブートも恐るべし。 »

Amazon検索

2017年おすすめ作