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2008年3月18日 (火)

Dave Liebman恐るべし。このブートも恐るべし。

Liebman_boot_2

"Bremen 1974" Dave Liebman (Megadisc)

先日お知らせしたDave Liebmanのブートレッグが届いた。Milesバンド脱退後の1974年,Lookout Farmによる演奏である。この前も書いたが,こんなものまでブートが出るというのは信じられない。ニーズがあるから出るのか,あるいはブートレッガーが「この音源を出さねば」という義務感で出すのか理解できないレベルである。まぁ後者であるわけはないが...。それでもこういう音源が突如として現れてくるところにブートの奥深さがあると言えよう。なんだかジャケもカッコよく見えてくるぞ。

Lookout Farmと言えば,以前3枚組のMosaic Selectで1976年のKeystone Kornerにおけるライブ未発表音源が発売されたことがある(残る2枚にはLiebman~BeirachのデュオとQuestが収録されている)。それはそれで無茶苦茶いけていたのだが,今回の演奏の切れ具合も尋常ではない。私はこのアルバムを購入するに当たって,ブート・ショップのサイトにアップされていたサンプル音源2曲を聞いただけなのだが,それで即購入決定である。それぐらい凄いと思った。

まずこのアルバムを聞いていて思ったのはMiles的な響きである。曲の流れ(アレンジ的なものと言ってもよい)もそこはかとなく漂うMiles的なサウンド。リズムはMilesバンドほどファンクではないが,やはりLiebmanとしてはMilesバンド脱退後それほど時間が経っていないということもあり,その影響がまだまだ色濃く残存しているように感じる。しか~し,そんなことははっきり言ってどうでもよい。

Liebmanは冒頭の"Fire Flies"から過激に吹きまくるし,"Lookout Farm"でのドラムスとのデュオ・パートでは"Interstellar Space"化している。BeirachはECMでソロ・アルバム"Hubris"を吹き込んだのと同一人物とはとても思えぬ激しい弾きっぷりで,まるでLost QuintetのChick Coreaのようでもある(それがまたMiles的響きを生んでいるかもしれない)。さらにそれをバスドラを多用して煽りまくるJeff Williams。一人ベースのTusaだけが割を食っているような気もするが,うーむ,これはハイブラウなエレクトリック・サウンド好きにはたまらん世界である。

ちなみにDisc2の1曲目は"Chelsea Bridge"であるが,原曲をほとんどとどめないようなかたちにフェイクされている。こういうところもLiebman的と言ってもよいかもしれない。いずれにしてもあらゆる観点でDave Liebmanのファンは必聴。音質もおそらくは放送音源で全然問題なしである。若干ノイズが入る部分はあるが,ほとんど気にならない。こういうブートはちょっとぐらい高くても全然問題ない。その筋の好きものはすぐ注文すべし。星★★★★★。

このブートを聞いて,またMosaic盤が聞きたくなってしまったが,気持ちに逆らわずしばらくはLiebmanに身を委ねることとしよう。あ~,あけてもくれてもLiebmanでは発狂しそうである。

Recorded Live in Bremen on September 16, 1974

Personnel: Dave Liebman(ts, ss, fl), Richie Beirach(key), Frank Tusa(b), Jeff Williams(dr)

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ジャズ(2008年の記事)」カテゴリの記事

コメント

あああ、最近流動性不足なのですが、D2さんもお勧めだし、つい頼んじゃいました。で、送料をけちるためにやはり1万円分…あとは何買ったかは秘密です。

やぎさん,こんばんは。

このCDを注文しないのはテナー吹きにとっては罪悪です。

ほかに買ったものも白状しましょう。

到着しました。早速聞きました。

ありえない(笑)。萌えます、いや、燃えます。"M.D."とか異常に懐かしい。これはもともとの"Lookout Farm"に入ってたのかな。とにかくテナー吹きまくってますねえ。音もフレーズも歌いっぷりも変態バリバリで素晴らしい。人間こうでなければ。

しかし、こういうジャズはどこにいってしまったんでしょうねえ。自分でやればいいのか。東京ではちょっと恥ずかしくてできないから新潟でやるか(笑)。

ちなみに、iTunesに入れて聞いてたら画面下の方のiTunes Music StoreでEarth Jonesが売っているのを発見。即購入してしまいました。正規だが900円。安いです。

やぎさん,やっぱり燃えるよねぇ。もう一枚仕入れたのはSDだったようで。いいなぁ。SDでドラムスを叩いているKeith CarlockはWayne Krantzのアルバムでも叩いていますが,確かKrantzもSDで弾いていたような気も。

Toshiyaさん、こんにちは。御出張、お疲れ様です。。

リープマン氏の記事からでお邪魔致します。

WE3のトリオとWDRのビッグバンドのライブを観て来ました。トリオは調度3年前に見せてもらいましたが、ビックバンドで、編曲者が新たに加わり、記憶していたトリオのプログラムとは全く違った感じになっていました。気のせいか、特に1部は、ビックバンドのミュート使用が多かったせいか、眠くなってしまいました(苦笑)。

同じプログラムで、第2夜は、WDRのラジオでのオンエアーでした。ライブ会場には行かず、自宅でゆっくり聴かせてもらいました。今回のトリオとWDRの組み合わせでは、20年以上もの月日がたっての協演になるそうです。

演奏会後、舞台脇でアダムがシンバルを片付けている際に、舞台に上がって来るようにとの指示で、怖そうなリーブンマン氏の横を素通りして、アダムの所へ寄ったら、リーブマンさんを私達に紹介。特に質問することもない上、言葉を交わす状況になるとは思わなかったので、かなり焦っちゃいました(汗)。いきなり「ハ~イ、トーマス」「ハ~イ、OOOO」と笑顔で言われてしまえば、焦ります!それでも、言葉に詰まりながら、握手して、挨拶だけしました(汗、汗)。。。

過去の演奏会で、アダムとチケットの確認が上手く取れなかったことが、2,3度あったのですが、今回は、メールに加え、直接電話があって、「チケットは受付に用意するから、絶対買わないようにね。。」と念を押されてしまいした(笑)。

今回はあまりゆっくり話す時間がありませんでしたが、また、いつか会える日を楽しみにしたいと思います。

Laieさん,こんにちは。二日酔いで死にそうです。

いいですねぇ。こういうバンドを生で観られるというのは本当に羨ましいです。日本でも何とかならないものですかねぇ。といつも言っているような。

Liebmanは強面かもしれませんが,話してみると全然怖くないですよ(笑)。でもいいなぁ。

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