Tim Hardinまで紙ジャケで出るとは...
゛Tim Hardin 3: Live in Concert" Tim Hardin (Verve/Forecast)
最近は付加価値をつけるために何でも紙ジャケで出せばいいというような風潮だが,Verve/ForecastレーベルのTim Hardinの諸作までが紙ジャケットで再発されたのには驚いた。Hummingbird以来の椿事と言っては言い過ぎかもしれないが,それにしてもである。
私はTim Hardinの゛Bird on a Wire"をこよなく愛しているので,その延長線上でTim Hardinのアルバムを仕入れてきたわけだが,ずっと入手が難しい状態が続いていたので,今回のような再発は歓迎すべきことなのだろうと思う。ただ,このアルバムを入手するのに大枚はたいた身としては若干微妙というのも事実である。
しかしである。私が結構高値で買ったChorociclesレーベルからのこのライブ・アルバムの再発CDには未発表曲が4曲入っているが,今回の紙ジャケット盤には含まれていないのは一体どういう理由なのだろうか。同時にリリースされたその他のアルバムには追加テイクが収められているのにである。このライブ・アルバムだけが例外と言うのはどうにも解せない。紙にこだわらなければ,最近出回っている海外盤ではそれらのテイクも含まれているようなので全く問題はないが,どうも今回の国内盤は画竜点睛を欠いているように思える。
そうしたプチネタはさておき,このアルバム,ジャズ系ミュージシャンが参加しているのが注目される。Hardinのアルバムでは前出の゛Bird on a Wire"にはJoe Zawinulが参加していたりして,結構見逃せないところがあるのだが,本作でも下記のパーソネルをご覧頂けば分かるとおりである。
それにしてもTim Hardin,誠に渋い。私は彼の声を聞いていると,シンガー・ソングライターかくあるべしと感じてしまう。アメリカン・フォークあるいはSSWがお好きな方には是非聞いて頂きたいシンガーである。つくづく39歳での夭折が惜しまれるが,彼にはもっと活躍して欲しかった。このライブ盤も十分推薦には値するが,でもやっぱり"Bird on a Wire"から聞いて欲しいかなぁ。星★★★★☆。
Recorded Live at Town Hall, NYC on April 10, 1968
Personnel: Tim Hardin(vo, g, p), Warren Bernhardt(p, key), Daniel Hankin(g), Mike Mainieri(vib), Eddie Gomez(b), Donald MacDonald(ds)
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