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2008年2月 9日 (土)

Genesis:復活ライブの実況盤は...

Genesis "Live Over Europe 2007" Genesis(Virgin)

復活を遂げたGenesisの2007年の欧州ツアーの模様を捉えたライブ盤である。収録場所は多岐に渡っているが,まぁベスト・テイクを収めたと解釈してよかろう。メンツは従来から演奏をしていた5人組であり,相変らず演奏のレベルは高くて,安心して聞くことができる。

私はGenesisの大ファンというわけではない(特にPhil Collinsのヴォーカルにはずっと違和感をおぼえている)のだが,そうは言っても復活したとなればやはり見過ごすことはできないバンドではある。しかし,このアルバムを聞いていると予定調和的な演奏と言うべきであって,安心感はあってもスリルには乏しい。同じライブ盤でも"Seconds Out"を聞いたときのようなぞくぞくする感覚はもうここにはない。また,Phil Collinsもさすがに声が出なくなったか,何曲かはキーがオリジナルより下げられているように感じる(細かく比較したわけではないが...)。

曲目はヒット・パレードと言ってもよいものだが,私にとってはロックは安心感を求めるものではないから,もう少し締め上げる感覚,どきどきするような感覚があってもよいように感じるが,ビッグ・ネームとなって,ある意味金儲けのために再結成するようなバンドにそんなものを求めること自体にもはや無理があるのだろう。温故知新というよりも,もはやこれは単なるノスタルジーと言うべき世界である。 しかし,そうは言っても演奏のレベルはさすがなので,それに免じて星★★★とするが,音楽がこの程度なら,来日したとしても私がライブの会場に大枚はたいて行くことはないだろう。勿論,バリライトを駆使した視覚を含めたショーとしては楽しかろうが,それでもやはりというところである。コンサート・ツアーは大成功でも,アルバムのチャート・アクションがよろしくないのもある意味では当然である。

実は私はこのアルバムを買うのをずっと躊躇しており,中古でようやく拾った(それでも国内盤は出て間がないから新譜扱いとしている)のだが,聞いての感想が上記のようなものだったから,ずっと躊躇し続けていた方が財政上は幸せだったかもしれない。ただ,彼らの名誉のために言っておけば,過剰な期待さえ掛けなければいいのである。期待した私がアホなだけと言われてもそれは仕方あるまい。

Personnel: Phil Collins(vo, ds, perc), Tony Banks(key, vo), Mike Rutherford(g, b, vo), Darryl Stuermer(g, b), Chester Thompson(ds, perc)

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コメント

Genesisファン歴30年以上の私に取っては、Pink FloydのPulse Liveとか同様、日本で言えばTulip再結成公演みたいで「何だかなあ」という気持ち半分、それでもこれだけの規模、完成度、そしてライブ演奏の確かさは、今の若い連中は価値観が違うのだろうけど、なかなかないよなあと感心する気持ち半分です。本アルバムの価値は”Ripples”の様に、遠の昔に忘れてしまっていた佳曲に再会(を再聴)出来たことでしょうか。仰られる通り”Seconds Out”の緊張感とは比べるべくもないですね。

カビゴンさん,こんにちは。全くおっしゃるとおりです。私もほとんど同じ感想なのですが,この人たちに「可愛さ余って憎さ百倍」という表現は適切ではありませんが,アンビバレントな感覚をおぼえてしまいますよねぇ。

引き続きよろしくお願いします。

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