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2008年1月26日 (土)

Marcin Wasilewski:何ともECM的なECMレーベル作

January "January" Marcin Wasilewski Trio (ECM)

なんともはやECMレーベルのファンが随喜の涙を流して喜びそうな美しいピアノ・トリオ・アルバムである。音数の少ない中で展開される徹底したECMの美学とも言うべきこの演奏は,長年のこのレーベルのファンをも魅了すること間違いなしである。

曲もリーダーWasilewskiのオリジナル(一部メンバーの共作を含む)に加えて,"Cinema Paradiso"(そう「ニュー・シネマ・パラダイス」である)やPrinceの"Diamond & Pearls"なんかが収められているのが,ECMとしては異色といえば異色なのだが,そこはレーベル・カラーの枠にきっちり入った演奏でこれまた嬉しくなってしまう。

音楽としては静謐という表現が相応しいものであり,この音楽にスリルを求めてはならない。録音も含めたピアノの美しい音,それを適切に支えるベースとドラムスのコンビネーションに静かに身を委ねればよいのである。寒風吹きすさぶ今年の冬だが,この音楽を聞いて,じっと寒波が去るのを待つというのもある意味おつである。"January"というタイトルもまさしくそんな感じでいいなぁ。

いずれにしても,Simple Acoustic Trioの名でも知られる彼らのECMレーベルでの2枚目となるこのアルバムは,彼らのECM第1作をはるかに凌駕するものと聞いたし,この1作で私にとってWasilewskiは,Tord Gustavsenと並んで今後のECMを支えていって欲しいピアニストとなった。ECMレーベルのファンのみならず,欧州ジャズのファンにも強く勧めたいアルバムである。久々にECMらしい音楽を堪能したような気がするという満足度を含めて星★★★★★。さすがManfred Eicher,いいところを押さえている。私のツボに完全にはまってしまった。

それにしても,ミュージシャンの名前,どう発音するんだろうなぁ...。ポーランドだからしょうがないか。

Recorded in February 2007

Personnel: Marcin Wasilewski(p), Stawomir Kurkiewicz(b), Michal Miskiewicz(ds)

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コメント

このアルバム、私も気に入りました。
一作目の、ずばり、TRIO、ってアルバムもきにいりました。
この人達、ECM以外で同じメンバーで何作かあるのですが、ECMでの作品が、相乗効果?で、ひたひた具合がただものでなくなってますです。

と、ドイツにおでかけなんですよねぇ。
グロスマン持って♪
気をつけて行ってらしてね。
無事のお帰りをまってまあす。(^_^)/~~

すずっくさん、こんばんは。コメントありがとうございます。

このアルバム、ECMファンとしての私は非常に高く評価しています。近年最高かどうかは人それぞれだと思いますが、私にとっては確実に五指に入るアルバムでした。ドイツに行ってもブログは運営しますのでよろしくお願いします。

今週中に大きいほうからCDを受け取れれば、それを楽しみにしてドイツに旅立とうと思います。

これ、書いてみました。
本当は、もっと、もっと、真冬の日に書き上げたかったのですが、最近、、暖冬なのであまり雪がふりません。
ECMは、これと、ヤコブヤング、トルド・グスタフセンの新譜を揃え、ご満悦です。はい。


すずっくさん、コメントありがとうございます。貴ブログのこのアルバムに関する記述を拝見して、相変わらずのすずっく節に癒されてしまいました。引き続きよろしくお願いします。

音楽狂さん、こんにちはmonakaです。
このアルバム前作が印象とても強く、その意味では少し弱かった感じです。
飛行機の中最初に聞いたのが、特別な状況なので感覚は少し厳しいかも知れませんが、私としては次の迫力を付け加えて欲しいと思っています。

monakaさん,こんばんは。コメントありがとうございます。

私も前作は聞いているのですが,理由ははっきりしないのですが,どうも印象が薄いのです。皆さんのご意見もありますので,前作もちゃんと聞いてみようと思います。ただ,このアルバム,完全に私の心の琴線に触れてしまったという気がしています。

引き続きよろしくお願いします。

淡い印象のアルバムですね。オトコに使うコトバではないのだけど、可憐な印象もあり、その線の細さが魅力なんだろうと思います。聴く方の気持ちがササクレていたりすると、なかなか耳にすっと入っていかないのかも知れません。でも、なんかようやくシックリ聴けるような気分のこの頃です。TBありがとうございました。

kenさん,こんにちは。Wasilewskiはやはりいいですねぇ。私は一聴でころっとやられてしまいました。この清冽な美しさというのは他に類を見ないって感じで,今やECMを代表するサウンドと言ってもいいかもしれません。

それにしても,Melnikov行きたかったなぁ。羨ましいです。

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