ウルトラQ:シュールな「ガラダマ」
久々に円谷の特撮について語ってみることにしたい。私にとっては円谷プロの特撮と言えば「ウルトラセブン」であることは間違いのない事実であるが,人生における原初的体験としては「ウルトラQ」ということになる。何と言ってもウルトラQの本放送時はまだ昭和41年である。年齢がばれるので,そのとき私が何歳だったとは言わないが,今でもこの番組が印象に強く残っているのは事実である。「悪魔っ子」のエピソードなんて怖くて見られなかったのが鮮烈に思い出されるのである。
ウルトラQにおける人気エピソードは大体決まっていると思うので,追々各々についても語っていきたいと思うが,本日は第13話「ガラダマ」である。このエピソードでのタイトルロールでは,出てくる怪獣はまだガラモンではなく,単に「モンスター」と呼ばれているはずだが,おそらくは「ガラダマ」から出てきた「モンスター」だから略して「ガラモン」というのはなかなか笑える話である。
このエピソードのよいところは,何とも愉快なモンスターの動きは勿論だが,訳のわからないまま地球侵略が企てられながら,あっさりチルソナイトからのモンスターを操る電波を遮断するだけでモンスターが倒されるというシュールと言えばシュールなストーリーにある。それにモンスターが倒れる瞬間の「よだれ」の流し方も映像的にはシュールである。
映像やBGMなど非常に牧歌的に始まるのにこのシュールに展開されるストーリーとのギャップも凄いが,ストーリーがこれほどシュールなので,結局落とし前をつけるために後に「ガラモンの逆襲」というエピソードが制作されることになった(あるいはガラモンの人気が沸騰したから?そんなわけないか。)と思われる。しかし,私はこの不思議なわけのわからなさゆえに,「ガラダマ」の方が今でも好きである。
ここに挙げたDVDの第4巻はガラモン,ペギラ,カネゴンと人気キャラ勢揃いのような感じになっており,トータルではシリーズの中でも最も人気があるかもしれないなぁ。
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