フュージョンやっているDave Liebman
"What It Is" David Liebman(Openskye)
またまたLiebmanである。
これはやはり異色作と言ってよいと思うが,おそらくDave Liebmanが最もフュージョンに傾斜したアルバムである。日本のソニー系列のOpenskyeというレーベルから発表されたものであるが,私が結構Liebmanのファンだからと言っても,あるいは豪華なメンツが参加しているからと言ってもこのアルバムはやはり評価しにくいところがある。フレージングはいつものLiebmanなのだが,伴奏がかなり硬派とは言え完全なフュージョンなのである。ついでにStonesの"Miss You"なんてやられては相当ずっこける。これは時代が生み出したやはり徒花盤の一つと言ってよいかもしれない。
アルバムを聞いていると,結局最もいいのは冒頭の"Paoli's Vision"ではないかと思ってしまうが,Liebmanのソプラノに深いエコーが掛かっているのは何とも違和感がある。また,"Chick Chat"はChick Coreaとのツアー中に書かれたものとのことだが,Chick Corea的なサンバのリズムに乗って軽快に展開されているが,まんまChickのような曲調はどうなのよと言いたくもなる。
はっきり言ってしまえば,ここでのMike Mainieriのプロデュースはうまくいっているとは思えないし,Liebmanとしてもこうした演奏が成功しているとは思えない。せっかくこれだけのメンツをそろえているのにこれは惜しい。ここはもっとハイブラウにやって欲しかったというのが正直なところである。確かにこのアルバムが吹き込まれた当時,LiebmanはChick Coreaのバンドや日野皓正のバンドでややフュージョンよりの活動をしていたような記憶もあるが,その後Liebmanがそうした活動から足を洗ったように思えるのは本人としても資質との違いを認識していたからではないだろうか。星★★。
Recorded in 1979
Personnel: Dave Liebman(ss, ts, synth), John Scofield(g), Kenny Kirkland(p, key), Marcus Miller(b), Steve Gadd(ds), Don Alias(perc), Mike Mainieri(synth)
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コメント
実はこのCD大好きです(笑)。
3曲目かな、5拍子かなんかの曲とかいい感じではあります。
リーブマンはこの手の音楽を卒業したはずだったのですが、去年だかおととしだか、Flashpointっていうのに参加してますよね。Steve SmithとかAnthony Jacksonとかとやってる。Steve Smithはイマイチなんですが、このアルバムも80年代初頭のフュージョンを思い起こさせて結構好みだったりします。逆に、最近の重いリーブマンは結構疲れるかな。
投稿: やぎ | 2007年11月28日 (水) 01時22分
けなしてすんませーん。
ところで新潟ライブ大成功のようで,なによりでした。
投稿: 中年音楽狂 | 2007年11月28日 (水) 09時48分