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2007年10月29日 (月)

Keiko Leeによるポップ・ソング・カバー集

Keiko_lee "In Essence" Keiko Lee(Sony)

私はKeiko Leeのファンというわけではないのだが,前作のHank Jonesと吹き込んだ「ベイシー」でのライブは素晴らしい出来だった。そのKeiko Leeによる新作は私は完全に収録曲で買ってしまったようなものである。目が点になるようなポップ・チューン揃いであり,Keiko Leeのディープ・ボイスでこれらの歌を歌ったら一体どうなるのだという興味があったからである。

オリジナルを歌っている人々の名前を挙げれば,Bill Withers,Michael Jackson,Bonnie Raitt,Patti Austin,James Ingram,George Benson,Stevie Wonder,Donny Hathaway,Boz Scaggs,Doobie Brothers,Carol King,Bee Gees,Simon & Garfunkelである。これは参ったかという曲目である。全体的にKeiko Leeは力を入れずに軽く歌っているように思えるが,出来はいいものもあれば,悪いものもあって,全体的な評価は微妙。

特にいかんのが,Michael Jacksonの"Off the Wall"からの"I Can't Help It"である。これは全く彼女の声とミスマッチで,どうも居心地が悪いこと甚だしい。逆によかったのが,"That's Enough for Me"で,私はこの曲はLee Ritenourのインスト・バージョンで聞いていたが,このボーカル版はなかなかよい。オリジナルのPatti Austinのアルバム"Havana Candy"が聞きたくなってしまった。そのほか,"I Can't Make You Love Me"は彼女の声にぴったり(Bonnie Raittもハスキー・ボイスだから当然か)だし,ギターだけをバックに歌うという意表を突いたアレンジの"One Hundred Ways"も面白い。"Someday We'll All Be Free"もはまっている。ということで,ポップス・ファンも結構聞けるアルバムとして,評価としては星★★★☆としておくが,これをジャズ・ボーカルと呼ぶのにはやや無理があるように思う。私はこのアルバムを聞いていて,70年代のGRPレーベルのような雰囲気を感じてしまった(Angela Bofillのアルバムの伴奏だけ残して声をKeiko Leeに変えたという感じである)と言えば,わかる人にはわかってもらえるかもしれない。よって,カテゴリーなんて関係ないという人にはある程度受けるだろうということである。

尚,ゲスト・ソロイストとしてDavid SanbornとRandy Breckerが参加しているが,Sanbornは昔のような歌心が感じられなくなったように思う。むしろRandy Breckerの方が好演と言えるだろう。

Recorded on June 3-8, 2007

Personnel: Keiko Lee(vo, p, key), 吉田次郎(g), 松木恒秀(g), Romero Lubambo(g), A.T.N. Stadwik(key), 野力奏一(key), Carl Carter(b), Oliver Gene Lake, Jr.(ds), Cyro Baptista(perc), David Sanborn(as), Randy Brecker(tp), Ole Mathisen(ss, ts), Marlon Saunders(vo), Lenora Zenzarai Helm(vo)

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