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2007年10月31日 (水)

素晴らしいChristine McVieのソロ・アルバム

Mcvie "Christine McVie" Christine McVie(Warner Brothers)

当時人気絶頂を誇ったFleetwood MacのChristine McVieが1984年にまさに「満を持して」リリースしたソロ・アルバムである。それ以前の彼女のソロ・アルバムはまだChicken Shack時代(1970)の"Christine Perfect Album"に遡るので,いかに久々かというのは言わずもがなであるが,これが素晴らしい出来である。

Fleetwood MacにおいてはStevie NicksとChristineの女性2本柱のボーカルが魅力だったが,一般に人気があったのはその見た目からしてもStevieの方である。しかし,私にとってはその声の魅力からしてもソングライティングの才能からしても,はるかにChristineの方を評価している。このアルバムも佳曲満載,Christineのポップ・センス全開の傑作となっている。冒頭の"Love Will Show Us How"からワクワクするようなサウンドである。スマッシュヒットした"Got a Hold on Me(恋のハートビート)"ももちろんよいが,その他も全曲に渡って駄曲がない。

このアルバムはClaptonやSteve Winwood等のゲスト参加に目が向きがちだが,基本的には4ピースのバンドが演奏の骨格を成しており,これがタイトによくまとまっているのがこのアルバムを成功に導いた一つの要因であろう。また,名プロデューサーRuss Titlemanのツボを得たプロデュースも見逃せないところであり,全編を通じてだれないというのは大したものである。(と言うよりも,Titlemanのプロデュース作はほとんど私のテイストに合致しているので,私にとってはいいのはある意味当然なのだが...)

そうは言いながら,Steve Winwoodのこのアルバムへの貢献は大きく,全5曲に参加,特に"One in a Million"ではソウルフルなリード・ボーカル(つまりChristineとのデュエット曲である)も聞かせており,これがまたたまらない出来なのである。

Christineはその後,Fleetwood Macを脱退,一時的に"The Dance"でMacに復帰したもののの,それからは2004年にひょっこりとアルバム"In the Meantime"をリリースしたぐらいである。しかし,このアルバムを聞けば,まだまだ現役で頑張って欲しい歌手であると思わざるを得ない。星★★★★☆。

Personnel: Christine McVie(vo, key, perc), Todd Sharpe(g, vo), George Hawkins(b, vo), Steve Ferrone(ds, perc) with Lindsay Buckingham(g, vo), Eric Clapton(g), Ray Cooper(perc), Mich Fleetwood(ds), Eddy Quintela(key), Steve Winwood(vo, p, key)

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ロック」カテゴリの記事

コメント

おおっ、McVieのソロですか。懐かしいですねぇ。ただ、申し訳ないですが、出た当時の私の感想は「地味だなあ」でした。年を取った今聞くと違うかもしれませんが、、、。McVieはもう60歳ぐらいじゃないですか?

カビゴンさん,コメントありがとうございます。地味に聞こえるのはChristineの渋い声ゆえではないでしょうか。伴奏も曲も決して地味だとは思いませんが...。ちなみにChristineはとうに還暦をお過ぎになっておりますね。

今後ともよろしくお願いします。

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