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2007年8月30日 (木)

That's Entertainment:眠れなくなる映画

Thats-entertainment 「ザッツ・エンタテインメント("That's Entertainment")」(米,'74,MGM)

監督:Jack Haley, Jr.

出演:Fred Astair, Bing Crosby, Gene Kelly, Frank Sinatra, Elizabeth Taylor and Others

この前の日曜日の夜,アンソロジーだから適当なところでやめて寝ればいいやと思って深夜過ぎに見始めたのが運のつき,結局眠れなくなるほど楽しんでしまった映画である。

1974年と言えば,私が最も映画をよく見ていた時代であるが,この映画もロードショー時に見に行ったはずである。今にして思えば,こんな映画を見に行くなんて,随分老成した中学生だったなぁと思わざるをえないが,初見のときも,今回も同じように興奮させられてしまったと言っては大袈裟だろうか。否。そんなことはない。ここに収められているのはまさしく至芸である。時代を越えて,オーディエンスを感動させる技の数々。特にFred Astair。なんたるエレガンス。これこそ人間国宝級の技である。

CG全盛の現代において,MGMミュージカルの芸術の数々がどれほどの感動を聴衆に与えるかはわからない。しかし,同じ作り物(フィクション)ではあっても,決してCGで味わうことのできないヒューマンな「芸」の数々を堪能した結果,月曜日からの仕事もそっちのけで夜中まで私は画面に釘付けにされたのである。

確かにMGMミュージカルなんて現実味に乏しいルーティン・ワークであり,馬鹿馬鹿しいと言えばそのとおりの部分もある。しかし,ここに収められた素晴らしいダンスや歌を見もせず,聞きもせずそう思っては決してならない。人間の技を駆使して,人を感動させる術を,馬鹿馬鹿しい映画でも持っていたのだと痛感させらる映画である。Astair以外にも,例えばEleanor Powellを見よ。そしてAnn Millerを見よ。これだけの名シーンを980円で楽しめるなんて,私は幸せ者である(とマジで思ってしまった)。

さぁ皆も買いなさい。そして見なさい。たった980円で20世紀の芸(もちろん芸術と言っても過言ではないが,やはりこれは「芸」である)の数々を2時間強に渡って楽しむことができる。久し振りにこの映画を見ても,やっぱり私は興奮させられるだけの「芸」に溢れていた。最高である。星★★★★★。

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コメント

音楽狂さん、こんにちは、monakaです。
私もこれが公開されておりに劇場で見ましたが、もうチョット歳はうえでしたか。Fred Astairなどの実像とそれを作っている制作世界が感じられてアメリカのショウービジネスの凄さを感じた覚えがあります。たまに見たいですね。

monakaさん,いつもありがとうございます。それにしても趣味があいますねぇ。次は本作のパート2,パート3も買おうと思います。

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