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2007年7月 7日 (土)

Trio of Doom:これこそパワー・トリオだが,アルバムとしては...

Trio_of_doom "Trio of Doom" John McLaughlin/Jaco Pastorius/Tony Williams (Columbia)

このメンツを見て,興奮しないフュージョン・ファンはいないはずである。Tony Williams' Lifetimeからオルガンが抜けて,ベースが代わるとこうなるが,それにしても冒頭のTonyのドラム・ソロから"Dark Prince"の激しさには嬉しくなってしまう。

もともと彼らの音源はキューバにおけるライブ,"Havana Jam"2部作の中の一部として発表されていたが,なんとその音源はスタジオ録音に拍手をかぶせたものであり,実際のライブの模様ではなかったというのだから笑ってしまう。なんでそんなことが起こったかは,McLaughlinによるライナーから想像がつくのだが,なんとTony Williamsのシンバル用のマイクがつながっていなかったという噴飯ものの話である。しかし,録音から28年を経て公開されたキューバでのライブでは,そのTonyのシンバルの音がかなり修復されている。現代テクノロジー恐るべしであるが,いずれにしてもこの一期一会バンドの音源がこうして発表されたことをまずは喜ぶべきであろう。

"Havana Jam"はさまざまなミュージシャンのショウケース的なイベントであったから,このバンドの持ち時間が短いのは仕方がないが,このメンツでライブが30分に満たないというのはやや欲求不満が残るし,このトリオならもっと激しく演奏してもいいような気もする。Jacoは先輩を立てたのか,予想よりもおとなしめである。

それにしても,スタジオ録音の別テイクとして収録されている"Para Oriente"ははっきり言ってボツ・テイクであって,このようなものまで公開する必要があるのかという疑問もあるところである。これを入れても40分に満たない収録時間であるから,単なる収録時間稼ぎかとの謗りを受けても仕方あるまい。ライブ音源の公開はめでたいが,アルバム全体としては星★★★程度の評価しかできないのは残念。しかし,上述のとおり,冒頭の2曲には興奮させられた。

Recorded on March 3, 1979 in Havana, Cuba and on March 8, 1979 in NYC

Personnel: John McLaughlin(g), Jaco Pastorius(b), Tony Williams(ds)

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コメント

中年音楽狂さん、こんにちはmonakaです。
このライブ、シンバルマイクが不備だったんですね。演奏の良し悪しも、そのシンバルもぜんぜん変に感じません。

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