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2007年7月25日 (水)

Paul Desmondのトロントにおけるライブ・トリロジー第3作

Desmond_telarc "Like Someone in Love" Paul Desmond (Telarc)

Paul Desmondがカナダ人トリオをバックに吹き込んだトロントでのライブ盤については,既に第1作"The Paul Desmond Quartet Live"を紹介している(記事はこちら)が,本日はその第3作について書きたい。

なぜ,第2作が飛ばされているかと言えば,当該作品が未CD化のためである。Artist Houseレーベルから発売されたその第2作も素晴らしい出来なのだが,如何せんジャケのイメージもなかなか見つからない状況なので,まずは入手しやすいこちらのアルバムを紹介することにした。

本作もカナダ,トロント,Bourbon Streetにおけるライブの模様を収録したものだが,本作はArtist Housu盤に先駆けること約7ヶ月,同地における同一メンバーとの演奏を収めた未発表音源として1992年に発売されたものである。プロデューサーとしてArtisit House盤同様,John Snyderがクレジットされているので,おそらくは同地において発表を前提に継続して録音されていた音源の一つと考えることが出来る。ほかの2作とは異なり,ここでの演奏はスタンダード曲のみとなっているが,相変わらずのDesmondサウンドで安心して聴くことができる。

バックをつとめるEd Bickert(g),Don Thompson(b),Jerry Fuller(ds)との相性も素晴らしい。Desmondとしては本当はJim Hallとの共演を望んでいたということなのだが,Hallのスケジュールが空かず,HallからEd Bickertを紹介されたらしい。しかし,ここでのBickertの演奏を聞けば,Hallの推薦が極めて正しかったことが証明されている。それにしても,このEd Bickert,愛用の楽器はFender Telecasterである。私もTelecasterを弾いているが,私の腕もヘボなせいもあるが,どうやってもこんな音は出ない。これはほとんどマジックの世界と言ってよい。Bickertの好演も含めて星★★★★★。こんな演奏を眼前でやられたら,今の私なら随喜の涙をこぼすだろう。

最後にこのジャケット・デザインだけは何とかならなかったものかと言っておきたい。これは明らかな手抜きである。まぁ仕方ないか。

Recorded on March 29, 1975 at the Bourbon Street Jazz Club in Toronto, Canada

Personnel: Paul Desmond(as), Ed Bickert(g), Don Thompson(b), Jerry Fuller(ds)

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コメント

こんにちは、monakaです。
デスモンドが大好きです。ただしコレクターでないので、あまり調べません。このようなアルバムを知ると、欲しいですね。

monakaさん,

コメントありがとうございます。私はコレクターではありません(Brad Mehldauに関してだけはコレクターと言えますが...)が,Desmondの良さをもっと知ってもらいたいという思いは強いですね。RCAのコンプリート・レコーディングス(5枚組)は一生付き合えるものですので,お持ちでなければ是非。但し,既に゛Take Ten゛等単体のアルバムをお持ちならば,買い代えるほどのものではないですが...。

次は私からコメントを入れさせて頂きます。

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