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2007年6月18日 (月)

熱いサックス奏者,Rosario Giulianiの新作

Rosario "Anything Else" Rosario Giuliani(Dreyfus)

私は勝手にRosario Giuliani,Stefano Di Battista,Perico Sambeatの3人を欧州アルト三羽烏(これも死語だ)と呼んでいるが,そのGiulianiの新譜が4月に出ていたようだが,今までノーマークだったのを先般購入したので,今回紹介することにしよう。

Rosario Giulianiのアルバムはいつもかなりハードバップ的な演奏を聞かせて,結構CDショップ店頭でかかっていたりすると,つい手に取って見てしまったり,あるいは買ってしまうというタイプのミュージシャンである。ということは,大音量で聞けば,少なくとも第一印象はかなりいけたアルバムを作る人である。今回は2曲がピアノのDado Moroni,1曲がOrnette Coleman作であるのを除けば,Giulianiのオリジナルで固めており,一般的には意欲作ということになるのだろうが,サウンドとしては2ホーンのハードバップ・アルバムであり,いつもながらの印象を与えてくれる。

今回のアルバムでは,結構,ラッパのFlavio Boltoroに大きなソロ・スペースを与えるとともに,ソロもBoltoroから入るという構成が目立つ。Boltoroもシャープな演奏でそれに応えており,ある意味リーダーを食っているのではないかと考えてしまうぐらいである。一方,Giulianiのソロは相変わらずだが,本作では以前に見られたエネルギー感やスピード感は抑制された感があるものの,それでもまだまだ熱い演奏を展開しており,フレージングも魅力的である。6曲目の"Backfire"等はこちらの期待通りという典型的な演奏である。私にとってはこれが本来求めるべき姿なのだが,ほかの演奏もかなりの出来であり,「新しい」熱いジャズを聞きたいときには,このアルバムが役に立つかもしれない。期待も込めて星★★★★。

いずれにしても,こういうアルバムを聞くと,イタリアのジャズ・シーンの充実ぶりを強く感じるが,本当に大したものである。欧州ジャズ・ファン(と言っても,ヨーロッパ的なところは希薄であるが...)は必聴であるとともに,ハードバップ・ファンにもお薦めできる作品である。

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