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2007年6月27日 (水)

Paul Desmondのトロントにおけるライブ・トリロジー第1作

Desmond "The Paul Desmond Quartet Live" Paul Desmond (Horizon)

Paul Desmondと言えばDave Brubeck Quartetであり,"Take Five"である。そのことに異議はない。しかし,天邪鬼の私はDave Brubeckと一緒でないPaul Desmondを愛聴している。というより,Dave Brubeckが苦手なだけであり,Desmondの責任ではないのだが,それにしてもPaul Desmondはいかなる局面においても素晴らしい演奏をする平均点の高いプレイヤーであった。

そのDesmondがカナダはトロントのクラブ,Bourbon Streetで録音したライブ音源である。確かこのクラブはMassey Hallの近所にある趣味のよい演奏を聞かせる場所であったと記憶している。私がたまたま訪れた時はRob McConnellのバンドが出演していたように思うが,いずれにしても,Desmondにもぴったりの場所と言ってもよいだろう。本作ではEd Bickert(g),Don Thompson(b),Jerry Fuller(ds)のカナダ人トリオを従え,リラクゼーション満点の演奏を展開しており,Desmondファンには堪えられない出来となっている。

私はこの演奏がCDで再発される以前,このLPを結構必死で探していたものだが,これを地元の中古盤屋で見つけた時はそれは嬉しかった。CDが2000年になって再発されて以降は,もっぱらCDで楽しんでいるが,フォーマットは関係なく,LPだろうがCDだろうが,よいものはよい。冒頭の"Wendy"からリリシズムに溢れた趣味のよい演奏が展開されており,ファンにとってはたまらない。ファンキーやバップやフリーだけがジャズではないことを知らしめる音楽である。この演奏は日頃の生活に疲れた中年の心を癒す音楽として私にとって極めて重要な位置付けにある。私にとって最高の音楽の一つであり,バックのカナダ人トリオの好演も特筆に価する。星★★★★★。3部作の残り2作については改めて書くことにしよう。

尚,全くの余談だが,このジャケ写真を見ていると浪速のモーツァルト,キダタローを思い出してしまうのは私だけだろうか...

Recorded in October and November, 1975 at Bourbon Street in Toronto, Canada

Personnel: Paul Desmond(as), Ed Bickert(g), Don Thompson(b), Jerry Fuller(ds)

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ジャズ」カテゴリの記事

コメント

このCD購入しました。期待していた以上に素敵です。人生の楽しみがひとつ増えた感じです。音楽狂様に感謝。

素晴らしいCDを買われましたね。記事にも書きましたが,この趣味のよさこそPaul Desmondの真骨頂です。そのうち紹介するほかのCDもこれまた素晴らしいので参考にして下さい。

中年音楽狂さん、こんにちは,monakaです。
デスモンドは大好きですが、全てを持つことはできません。このアルバムつい最近入手して気に行っています。
音楽狂さんはメルドー集めでしたっけ。凄いですね。
TBさせていただきました。

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» 引退しました。 live / paul desmond [JAZZ最中]
ジャケット写真を見るとそんな気がしませんか。 今日は連休の中日、なんともウキウキする日ではないですか。 奥さんがいない私の予定はすでに決まっていて、午前中に渋谷に行ってショップ回り、午後からはサッカーの応援です。 お留守番をちゃんとしている私には、当然ご褒美があっていいわけで、今日はちょっと予算を多く採りました。 まずは新しいアルバムは Tigran Hamasyan Trio “New Era” Oliver Antunes Trio “1'st Sketches” Paris Jazz ... [続きを読む]

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