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2007年6月 4日 (月)

相変わらずよいFred Herschの新譜

Hersch_1 "Night & the Music" Fred Hersch(Palmetto)

私をHerschをMarc Coplandと並ぶ「静謐ピアニスト」と勝手に呼んでいるが,いつまでたっても日本では地味な存在というのが現状だろう。

そんな日本でも,Fred Herschと言えばConcordレーベルに残したピアノ・トリオ盤"Horizons"を愛するファンが実は結構多い。私もこれまで"Horizons"を聞いてきたくちであるが,そのHerschがトリオによる新作をリリースしたが,これが期待を裏切らぬ出来である。

Herschのよさはその美しいタッチにあると思うが,そのよさはこのアルバムでも存分に発揮されている。選曲も自作,ベースのGressのオリジナルをスタンダード,モンクのオリジナルと交えるというのも申し分ない。"Rhythm Spirit"と題された2曲目はシャープなNasheet Waitsのドラムスが活躍する文字通りリズミックな曲となっているのが意表を突くが,そのほかはいつものHersch的である。そもそも個性的なモンク作"Misterioso"さえHersch色に染めたのは大したものである。この徹底ぶりが嬉しいところである。星★★★★☆。

それにしても,ここでのベースのGressの音が素晴らしい。電気的な増幅を全く感じさせない,これぞベースという響きである。どこかのレコード会社みたいに低音だけ重視すればよいというものではない。ベースの録音はかくありたい。

ところで,Fred Herschがソロで9月に来日するそうである。東京は日本大学カザルスホールという渋いロケーションである。これはやはり行っておかないと,次はいつ見られるかわからないので(NYCならタイミングさえ合えば,Village Vanguardで見られる可能性はあるが...),取り敢えずチケットをゲットすることにしよう。

Recorded on December 4 and 5, 2006

Personnel: Fred Hersch(p), Drew Gress(b), Nasheet Waits(ds)

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コメント

中年音楽狂さん、こんにちは、monakaです。
このピアニスト好きですが、ちょっと地味ですね。聴くほどによくなる演奏と思っています。TBさせていただきました。

monakaさん,コメント/TBありがとうございます。まぁFred Herschは地味ですが,その地味さがまたたまらないわけでして,はまると抜けられないんです。どれだけ売れるかは別ですが。Alan Broadbentもそんな感じですかねェ。引き続きよろしくお願いします。

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