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2007年5月14日 (月)

何とも心地よいChick Coreaの"Friends"

Friends "Friends" Chick Corea (Polydor)

本作が発売された当時はフュージョン全盛期。そうした時代だったからということもあろうが,Chickのジャズ(4ビート?)回帰等と騒がれた作品である。しかし,ここではFender Rhodes Electric Pianoも多用しているし,リズム・パターンも様々で,決してハード・コアなジャズ・アルバムではない。むしろ,Chickのキャリアの中でも屈指の音楽的な楽しさに溢れたアルバムであり,非常にリラックスして聴ける好盤の持つこの心地よさは貴重である。楽しく,軽やかな演奏であり,爽やかな余韻を残す音楽と私は評価している。

Chickのピアノは押し並べて好調であり,メンバーもそれぞれ好演で応えているが,ここではJoe FarrellがChickとの抜群の相性を示し,テナー,ソプラノ,フルートのそれぞれにかなりの出来を示しているのはもっと評価すべきである。FarrellはChick以外とではとたんに大したことのないプレイヤーになってしまう場合もあるが,Chickとの共演では見違えるようになってしまうから不思議である。これがまさに「相性」というものであろう。

Eddie Gomezのベースは相変わらずのハイピッチ・トーンで私の趣味ではないが,もう一方のリズムを支えるSteve Gaddのドラムスは当時フュージョン・ドラマーとしか考えられていなかったGaddとしては異色ではあるものの,きっちりGaddの音になっているのがよい。"Samba Song"や"Capuccino"で聞かれる正統派4ビートには,多くのリスナーが驚かされたものである。これがGaddには失礼だが「意外に」よいのである。これが後のStepsでの活動の端緒になったのではないかと考えるがどうだろう?

いずれにしても本作がChick Coreaの最高傑作ということではないが,Chickの諸作の中でも,私にとってプレイバック頻度の最も高いナイスなアルバムである。星★★★★☆。

Recorded in January, 1978

Personnel: Chick Corea(p, el-p), Joe Farrell(reeds, fl), Eddie Gomez(b), Steve Gadd(ds)

 

 

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コメント

こんんにちは,TBありがとうございました.嬉しい記事ですね.僕はこの70年代の空気がたっぷり詰まったFriendsが大好きなんです.多分,チックで一番聴いています.気持ちがいいですね.ファレルも本当にいい.ゴメスのピロピロ感もとてもプラス.当時はガッドファンも喜んでいましたしね.あー,なんか当時を想い出しました.
(勝手に僕のBLOGにリンク貼りますが,いいですよね)

kenさん,こんばんは。リンクありがとうございます。私もリンクを張らせて頂きます。

このアルバムの心地よさはやはり万人受けするんだなぁと思いました。今後ともよろしくお願いします。

チックに関しては今いろいろ年表を作る感覚で一部聴き返してますが、このアルバムはシンプルがクァルテットでなかなか気に入っています。それにしてもいろいろな種類のアルバムをつくるものです。

ところで、リンクのアドレスが携帯用だったのか、アクセスできませんでした。今はGoogle検索で探して書いています。

http://jazz.txt-nifty.com/kudojazz/2019/08/post-a2fa85.html

910さん,こんばんは。携帯からコメントしたため,ご面倒お掛けしました。携帯からだとそうなってしまうんですね。

このアルバムも久しく聞いていませんが,ほぼフレーズも記憶してると思います。また近々聞いてみます。

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» Chick Corea : Friends (1978) 天気のいい朝なんて金沢じゃないようだ [Kanazawa Jazz days]
Chick Corea:Friends(Polydor) Chick Corea(Fender Rhodes,p), Joe Farrell(ts,fl), Eddie Gomez(b), Steve Gadd(ds) 1978年録音 Friendsはきっと名盤なんて呼ばれたことないけれど,僕が好きな楽しいChick Coreaの一枚.Fender Rhodesの音も楽しいし,Joe Farrellも楽しい,70年代のFormatで明るく楽しい音だから好きなのだ.それに尽きる.Eddie Go... [続きを読む]

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