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2007年5月29日 (火)

くつろぎ感抜群のBill Charlapのヴァンガードでのライブ盤

Charlap "Live at the Village Vanguard" Bill Charlap Trio (Blue Note)

ジャズという音楽に何を求めるかにもよるが,このアルバムはくつろぎ感満点であり,リラクゼーションを重視するジャズ・ファンにとっては誠に素晴らしいアルバムである。こういう音楽に私はつくづくジャズ音楽の「粋さ」を感じてしまう。

Village Vanguardと言えば,多くのジャズの偉人たちが優れたアルバムを吹き込んできたある意味ではジャズの聖地である。現代のピアニストの中でCharlapはそのVanguardに定期的に出演するピアニストの一人であるが,ここでも期待に背かぬその演奏ぶりには嬉しくなる。

全9曲中6曲がスタンダード,残る3曲がGerry Mulligan,George Wallington,Jim Hallのジャズ・オリジナルであるが,スタンダード中Harold Arlenの曲が3曲含まれているのが目立つ。いずれにしても,訳のわからない自作にこだわるよりは,はるかに潔い態度である。

Bill Charlapは日本のVenusレーベルからもNew York Trio名義で結構な枚数のピアノ・トリオを発売しているが,私としてはこちらのトリオの方が長年の付き合いを感じさせて好ましいコンビネーションのように思える。バックの両Washingtonはリーダーを立てて,出過ぎないところが何とも慎ましい。録音されてから4年近くと結構な時間が経っているが,それはこのアルバムの持つある意味での地味さ,あるいはその慎ましさゆえに,発売が見送られてきたからかもしれない。しかし,このアルバムを聞けば,きっちりマーケットに流通させるベきものだることはすぐにわかる。

とは言え,本作は曲によってやや出来不出来があるようにも思えるし、歴史的名盤の地位を得るような類のものではない。だが,ちゃんとその存在が認知されさえすれば,多くのジャズ・ファンに永く愛されるものになるだろう。私がひいきにするBrad Mehldauを除けば,近年,ピアノ・トリオで繰り返し聞きたいと思わせたのはKenny BarronのBradley'sでのライブぐらいであったが,このアルバムも暫くは私の愛聴盤となると思われる佳作である。星★★★★☆。

Recorded Live at the Village Vanguard in September 2003

Personnel: Bill Charlap(p), Peter Washington(b), Kenny Washington(ds)

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