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2007年5月16日 (水)

日本人好みの哀愁旋律満載のArt Farmer盤

Farmer  "To Sweden with Love" Art Farmer Quarter Featuring Jim Hall (Atlantic)

スウェーデンという国の音楽は,日本人の心に琴線に触れるような哀愁を帯びたメロディが多く,Stan Getzのオハコ"Dear Old Stockholm"は最もよく知られたナンバーである。そのような哀愁を帯びた曲を,Art Farmerの繊細なフリューゲル・ホーンが奏でるとなれば悪いわけはない。Art Farmerという奏者は,個性や技術としての傑出度という点では疑問もあるが,このフリューゲルの響きはやはりなかなか捨て難い。

ここではJim Hallとの双頭クァルテットとしての演奏となっており,通常伴奏者に徹することが多いHallにも多くのソロ・スペースが与えられているが,FarmerとHallの相性は音楽性が似ていることもあり,非常によい。一方,リズムがSteve Swallowのベースはさておき,Pete LaRocaがドラムスというのはやや意表を突く人選であるが,LaRocaの鋭いドラミングが,ともすれば甘く流れそうになる演奏に,適度なスパイスを与えているように感じる。

曲は6曲中5曲がスウェーデン民謡のアレンジ,最後の1曲は同国の現代オリジナルのようであるが,どの曲も美しいメロディー・ラインが魅力的なものである。ゴリゴリのジャズはちょっとという向きにもお薦めの美しいアルバムである。星★★★★。

Recorded on April 28 & 30, 1964

Personnel: Art Farmer(fl-h), Jim Hall(g), Steve Swallow(b), Pete LaRoca(ds)

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