ウルトラセブン第12話について思う
ウルトラセブンについて語るぞと宣言し,初っ端の話題がこれかと,やや気が引けるのだが,敢えてControversialな話題に触れてみたい。
多くの人がご存知のとおり,ウルトラセブンの第12話「遊星より愛をこめて」は欠番になっている。DVDのデジタル・ウルトラ・シリーズでウルトラセブンが復刻された時も,このエピソードが復活することはなかった。
このエピソードの監督をつとめた実相寺昭雄監督(惜しくも昨年亡くなった。合掌)が,著書の中でも触れているが,このエピソードの不幸は,エピソードそのものの内容ではなく,その後の雑誌における「とある記述」が放送禁止を招いてしまったことにあることである。確かに本編中にも「ヤバい」表現がないわけではないが,テレビ放映版にそれほど大きな罪はないように思える。
この話題は,いろいろな意味で「表現の自由」対「人権保護」ということを考えさせるものだが,誤解を恐れずに言うならば,これが放送禁止というのは若干過剰反応のように感じるというのが正直な感想である(悪いのはあくまでも雑誌の方である)。ウルトラマンでフジ隊員を演じた桜井浩子が出ているし,アンヌ隊員の私服姿が見られる話なのに惜しい。と言っても,こればかりは仕方のない話である。
(ところで,放送禁止になってから数十年のエピソードに対して,なぜそこまではっきり言えるかと皆さん疑問に思うかもしれないが,それがネット社会のマジック,あるいは恐ろしいところである,とだけ言っておこう。もちろんすぐわかることだがはっきりとは書きづらいところである。)
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