よく出来ているが,相当暴力的な「ブラッド・ダイヤモンド」
「ブラッドダイヤモンド("Blood Diamond")」(米,2006,Warner Brothers)
監督:Edward Zwick
出演:Leonardo DiCaprio, Djimon Hounsou, Jennifer Connelly, Kagiso Kuypers
飛行機で見た映画シリーズ第2弾。これは全く飛行機で見るには適さない激しいヴァイオレンス・シーンが連続しており,非常に疲れる映画であった。見ていて思いだしたのが「ブラックホークダウン」である。飛行機という限定的な空間では本来はリラックスできる映画が望ましいと思うが,この映画はあまりに緊張感が強過ぎた。しかし,映画としてはよく出来ているので,本来は劇場で見るべき映画と思う。
主役のDiCaprioは傭兵上がりのダイヤモンドの密輸屋を演じており,当初の「ワル」な感じから,徐々に善玉に転じていくあたりが主役としてのもうけどころと言える。「デパーテッド」と言い,本作と言い,DiCaprioも随分とイメージが変わったと思うが,そのDiCaprioをはるかに上回る存在感を示すのがDjimon Hounsouである。また,Jennifer Connellyが相変わらずの美しさで嬉しくなってしまう。
この映画の背景となっているのはアフリカの内戦の模様であるが,その内戦の背景にこの映画で描かれているようなダイヤモンドの密輸事情が本当に存在するのであれば,それは非常に恐ろしいことであることを認識させる映画である。その内戦の描写が私にはあまりに強烈過ぎたが,いろいろと考えさせられる映画であったのは事実である。しかし,機内で半ば酔っ払っている私のような人間には,やはり適した映画だったとは言えないし,またDiCaprioをいまだに「レオさま」等と呼んでいる人々には全く向いていないだろう。
繰り返すが,映画としてはよく出来ているので,評価としては星★★★★には相当する。
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