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2007年2月 5日 (月)

Yesでこそ光るRick Wakeman

Rick_wakeman "Live at the BBC" Rick Wakeman (Hux)

1976年,"No Earthly Connection"を発売した頃に,英国BBCで放送された音源をまとめたライブCD2枚組である。WakemanのソロCDでは「ヘンリー8世の6人の妻たち」はロック・インストとして,「ホワイトロック」は映画音楽としてよく出来ていたが,どうもそれ以外のCDは本人の性格もあるのかもしれないが,音楽が仰々しいのが多くてよろしくない。

このライブCDも,BBCに音源が残っていたからCD化したと言われてしまえば,身も蓋もなのだが,正直言って2枚組にするほどのものかと文句もつけたくなる代物である。同じような曲を,Wakemanのワンマンショー的にやられてしまっては,食傷せざるをえない。このCDの問題は演奏される曲の魅力の薄さもあるが,オーケストラとの共演ならまだごまかしのきく「地底探検」や「アーサー王」からの曲も,ブラス2本ではどうしようもないところである。

結局のところ,WakemanはYesのキーボード奏者として演奏しているときが,最も輝くということを自覚しているがゆえに,Yesへの脱退と加入を繰り返しているのではないかと勘ぐりたくもなる。いずれにしても,Wakemanはキーボード・プレイヤーとしては一流かもしれないが,作曲能力含めたトータルなソロ・プレイヤーとしてはあまりに魅力のない人だったということを再認識させるアルバムと言えよう。Yesの他のメンバーがWakemanに欠けていた作曲能力を補うとともに,Wakemanの「俺が俺が」的自我の強さを抑制させる効果を持つ一方,Wakemanはキーボードでバンド全体の演奏能力を高めていたというシナジーがYesでは利いていたが,ソロではやはり厳しい。

このアルバムには「久々に駄盤を買ってしまった」と反省させられてしまった。厳しすぎる評価かもしれないが,このがっくり感(アルバムを買うのを結構躊躇した私にとってはある程度予想通りあるいは既視感ありとも言えるが...)ゆえに星★。Rick Wakeman命と言われる方にしかお薦めできないアルバムという評価が妥当と思う。ただ,こうした駄盤をつかむのも修行の一つ。審美眼をもっと磨かねばと更に反省。

Recorded at Hammersmith Odeon on June 17, 1976 (disk 1) and at the Maltings, Farnham, Surrey, on April 27, 1976 (disk 2)

Personnel: Rick Wakeman(key), Ashley Holt(vo), Roger Newell(b), John Dunsterville(g), Tony Fernandez(ds), Reg Brooks(tb), Martin Shields(tp)

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