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2007年2月 3日 (土)

Steve Millerの傑作の30周年記念盤

Steve_miller_1 "Fly Like an Eagle 30th Anniversry Edition" Steve Miller Band (Capitol)

"Fly Like an Eagle"こそSteve Miller Bandの最高傑作という評価に間違いはないところだが,その傑作がリマスター,ボーナス・トラックの追加に加えて,Steveへのインタビュー(ドキュメンタリー),2005年のライブ映像,更には本作の5.1サラウンド音源まで追加したディスク2を付けての何とも太っ腹なエディションとして昨年再発された。

本盤が発売されて30年も経ってしまったのかというのが,このアルバムと同時代人としての私の本音であり,時の流れに愕然とさせられるが,時間が経過してもよいものはよい。本編の音楽は既に世評も高いところなので,ディスク2の2005年のベイエリアでのライブ映像を中心に述べると,Steve Millerオールタイム・ベストというべきヒット曲てんこ盛りの演奏に加えて,ゲストを迎えて(大多数を占める中年オーディエンスも)盛り上がっている。ゲストの中では強烈なブルースを聞かせるJoe Satrianiが凄い。

SatrianiとSteve Miller Bandとは何とも珍妙な組合せにも思えるが,ライナーによれば,Satrianiが初めて見たロック・コンサートはSteve Miller Bandであり,またこのバンドのリード・ギタリストになるのがSatrianiの長年の夢だったというのは意外な事実である。

いずれにしても,このライブ映像は現在のSteve Miller Bandの非常に高い演奏能力を見事に実証している。ライブ映像とともに収められたインタビューには字幕こそないが,貴重な映像や本作のバックグラウンド情報,Steveのギター・フレーズ解説等を含んでいて,結構面白い。私としては,ライブ映像では比較的若々しく見えるSteveとインタビュー時の完全に爺さん化したSteveのギャップに結構笑ってしまった。

今の時代のリスナー(あるいは若者)がこうした音楽に興味を示すかどうかは甚だ疑問であるが,長年のファンにとっては嬉しい再発であることは間違いない。世の中,デラックス・エディションだ,XX周年記念盤だと言ってはさまざまなCDが再発されていて,商魂のたくましさだけを感じさせるものもあるが,本盤の編集方針は極めてリスナー思いということで,星★★★★★。

Personnel:Steve Miller(vo, g), Gary Mallaber(ds, perc), Lonnie Turner(b), James Cotton(hca), Curly Cooke(g), Les Dudel(g), John McFee(dobro), and More...

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