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2007年2月11日 (日)

McCoy Tyner vs. Mike Brecker

Mccoy_tyner "Infinity" McCoy Tyner Trio Featuring Michael Brecker (Impulse/GRP)

John Coltrane Quartetを支えたMcCoy Tynerが,Michael Breckerと共演して,その上,Coltraneレパートリーの"Impressions"をやるとなれば,それだけで色めきたつジャズ・ファンも多いだろうし,かく言う私もその一人であった。

結果はどうか。Breckerはかなり健闘しているが,如何せんトーンが軽く,Coltraneの世界を再現するまでには至っていないし,音楽的な深みにも欠ける。このアルバムは,そうした期待が大き過ぎると失望感が強くなるが,普通のジャズ・アルバムとして聞けばそれほど悪い出来ではない。Breckerは急速調でもバラードでも,以前に比べればジャズ的なフレイバーが増しているし,McCoyは以前ほどの剛腕は聞けなくなったものの,相変わらずのプレイぶりである。そうした意味では,安心して二人の共演は楽しむことができるので,買って損をすることはない。繰り返すが,過剰な期待を掛けなければいいだけである。

このアルバムで違和感があるのは,ベースの電気増幅が強過ぎる点である。一部エレクトリック・ベースも弾いているようだが,あまりにも電気的なベースの響きには興醒めさせられる瞬間がある。名エンジニア,Rudy Van Gelderをしてもこれはどうしようもなかったということか。どうせなら,McCoyのレギュラー・トリオにこだわらず,もう少し真っ当なリズムを揃えるべきだった。

ということで,このアルバムにはいろいろな考えが交錯して評価が難しいが,星★★★といったところが妥当な評価だと思う。

Recorded on April 12-14, 1995

Personnel: McCoy Tyner(p), Michael Brecker(ts), Avery Sharpe(b), Aaron Scott(ds), Valentino Anastacio(perc on 1, 6)

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ジャズ」カテゴリの記事

コメント

確かにこのアルバム、マッコイ・タイナーのレギュラー・トリオですし、エレキ・ベースの曲もありますね。ちょうどこのトリオでアルバムをいろんなレーベルから連発していた時期だったろうと思います。

ただ、マイケル・ブレッカーがここでほぼ全編ジャズを演奏しているのはうれしいところで、いつも1-2曲だけ参加、っていうアルバムが多かった中で、やってくれたな、という感想を持ちました。明日はハービーの「ザ・ニュー・スタンダード」が出てきます。

TBさせていただきます。

910さん,TBありがとうございます。

私はこのアルバムを聞いていると,聞くタイミングやコンディションによっても,何となく感覚が違う場合があり,評価が難しいんです。まぁ,でもMcCoyのレギュラー・トリオにこだわるよりも,レコーディングということで,リズムを変えればもっとよかっただろうになぁっていう思いは変わりません。悪くはないんですけどね。

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