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2007年1月25日 (木)

三日月顔の女流ピアニスト対Roy Hargrove

Anke_helfrich "Better Times Ahead" Anke Helfrich Trio Featuring Roy Hargrove (Double Moon)

Anke Helfrichなる女性ピアニストについてはこれまで聞いたことがないが,アルバムにもあるRoy Hargroveがワンホーン・セッティングで客演していることに惹かれて入手したアルバムである。発売は2006年夏場だったらしいので,新譜というにはいささか問題があるが,私にとっての新譜として扱わせて頂く。詳しいバイオは不明であるが,このピアニスト,オランダでジャズを学んだとあるので,オランダ人なのだろうか。それにしてもこのジャケットや裏ジャケ写真に写ったこの人の顎は見事なものだ。これが本当の「三日月」フェイスである。

閑話休題。このアルバムはHargroveの欧州樂旅の機会を捉えての共演盤であるらしいのだが,Hargroveが吹いているのは3曲だけである。肝心の演奏はと言えば,いきなり5拍子で軽快にスイングする1曲目からなかなかの出来と思わせるものである。澤野商会から発売してもいいのではないかと思ってしまうような,女性らしい繊細なトーン(逆に言えば力強さには欠ける)で旋律を紡いでいくさまは好感が持てるし,トリオ全員のレベルも高い。

Hargroveが登場するのは3曲目からである。これが冒頭2曲と異なるThelonius Monk的なアプローチにやや面食らうが,作曲も兼ねるリーダーは,アルバムにMonkの2曲も含まれているので,Monkからかなりの影響を受けていると考えてよいだろう。Hargroveはワンホーンと言うこともあり,客演する3曲で相当の吹きっぷりであるが,なかでも4曲目のフリューゲルホーンによるバラード表現が素晴らしい。Hargroveのリーダー作"Public Eye"(Novus)には"Once in a While"というワンホーンでの名バラードが含まれていたが,それを想起させる演奏である。

全体を通してみれば,リーダーのHelfrichは作曲(相当バラエティ豊かである)にもピアノにもかなりの才能を持つミュージシャンだと思うので,次はトリオだけで勝負してもいいだろう。本アルバムはHargroveの好もしい客演振りとリーダーの今後の活動に期待を込めて,ちょいとオマケして星★★★★としよう。

Recorded on November 8/9, 2005

Personnel: Anke Helfrich(p),Roy Hargrove(tp, fl-h on 3,4,6),Martin Gakonovski(b),Dean Terzic(ds)

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