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2014年9月23日 (火)

Coltrane Quartetへのなり切りぶりが楽しいChristian Vander盤

Au_sunset "Au Sunset" Christian Vander Quartet (Seventh Records)

毎度おなじみ新橋のテナーの聖地,Bar D2で聞かせて頂いて,購入に走ったアルバムである。このアルバムをリリースしているSeventh Recordsは何と言ってもSteve Grossman入りのSimon Goubertの"Haiti"(そちらに関する記事はこちら)が印象深いレーベルだが,ほかにも面白いアルバムがあるってことを認識させれらるのが,テナーの聖地のテナーの聖地たる所以である。

このアルバムは,Christian Vander Quartetによる完全なJohn Coltraneへのオマージュなわけだが,全5曲中4曲はColtraneのオリジナル。そして,黄金のクァルテットになり切った彼らの演奏ぶりが,ここまで行くと爽快である。全員がColtrane,McCoy,Garrison,そしてElvinになり切って,よくぞここまでという感じの演奏を展開している。最初はギャグかと思っていたのだが,真剣も真剣,真面目になり切っているところが楽しいのである。こういうアルバムに自力で到達することはまず無理だと言ってよいが,Bar D2を訪れていればこそってところである。

ここでの演奏を「真似じゃん」というのはたやすいが,ここまでやるのはなかなかできることではないと思えるのである。ここまで来ればリスペクトだよねぇ。ってことで,John Coltraneファンの皆さんは騙されたと思って聞いてみて下さい。楽しむか,怒るかは皆さんのご判断ってことで。私は星★★★★☆にしちゃうが(笑)。

尚,本作はSeventh Recordsのサイトで€8で,日本でもAmazonやiTunesでダウンロードできるが,CDも中古であればそんなに難しくなく入手可能であろう。いずれにしても,熱いねぇ。

Recorded Live  at Sunset in Paris on January 7, 8 & 9, 1999

Personnel: Christian Vander(ds), Yannick Rieu(ts), Emmanuel Borghi(p), Emmanuel Grimonprez(b)

2014年9月22日 (月)

やって来ました,SEON Box

Seon_collection "Seon - Excellence in Early Music"(Seon)

Seonレーベルと言えば,古楽ファンにとっては非常に重要なレーベルであり,先ごろ亡くなったBrüggen,更にはLeonhardt,Bylsma,Kuijken兄弟と,古楽界のキラ星のような人たち(笑)が揃い,この手の音楽好きを魅了してきたレーベルであった。そのSeonの作品65タイトルが85枚組のボックスとしてリリースされたとあっては,買わぬわけにはいかん!ということで,デリバリーされたのだが,さすがに重い!

一体いつ聞くのだという家人の声がまた飛んできそうだが,この85枚はiPodに全て突っ込むぞ~と思っている私である。まずはヘンデルの木管ソナタやバッハからってことになるだろうが,テレマンも早くせねばということで,リッピングが大変だ~(笑)。これが1枚200円もしない価格で買えてしまうのだから,いい時代になったものである。早いところリッピングに取りかかろう。

2014年9月21日 (日)

やって来ました,iPhone 6

Iphone6_2 予約しておいたiPhone 6が到着である。やっぱりでかいなぁ。Plusはでか過ぎ(と思った)なので,私には6で正解だろうな。そうは言ってもPlusは品薄らしいので,う~むって気もするが(笑)。いずれにしても,新機能が多いので学習が大変そうだ(笑)。

2014年9月20日 (土)

追悼,Kenny Wheeler

Image

松江出張中の私に飛び込んできたのがKenny Wheelerの訃報であった。今日の東京への移動中は彼のアルバムを聴いて追悼したい。

R.I.P.

2014年9月19日 (金)

私にとっては久々のThierry Langとなったが,これが絶品であった。

Serenity "Serenity" Thierry Lang(Universal)

今年の2月に初来日を果たし,9月には早くも再来日公演を行ったThierry Langの新作である。私を含めた多くの人にとって,Thierry Langとの出会いは93年の"Private Garden"に遡るのではないかと思う。あれは本当に素晴らしいアルバムだったといういつまでも記憶に残る作品だった。その後,私は何枚かThierry Langのアルバムを購入しながら,結局"Private Garden"を上回る感動を得られたことはなく,その後はThierry Langとは疎遠になっていたと言ってもよい。

しかし,2月のライブの模様をお知り合いの皆さんがネットにアップされていたり,本作を取り上げられていたりということで,私にとっては久々のThierry Lang盤となったのであった。そして,この作品が私の想像をはるかに上回るリリシズムに溢れた絶品と言ってよい作品であった。ようやく,私を"Private Garden"の呪縛から解放してくれる作品となったと言っても過言ではない。そう思いたくなるのも当然の響きを持ったアルバムである。

冒頭のCharlie Haden作"Ellen David"からして,欧州ジャズ・ピアノ・ファンを唸らせること必定の響きなのだが,まさにこれでつかみはOKである。トリオがまさしく三位一体と言うべきコンビネーションを発揮し,清冽なリリシズムを放出しているではないか。これを聞いただけで,このアルバムの成功は保証されたようなものであった。そして全編,どこを切ってもこれはいいと思わせる演奏ばかりである。これぞまさしく久々の「膝を抱えて聞きたくなる盤」なのだ。"Mother"の旋律なんて落涙しそうになってしまうではないか。これは久々のThierry Lang盤だったが,リリシズムを感じさせるピアノ・トリオとしても,ここ数年で最も印象に残る作品の一つと思えた。まさにタイトルに偽りなしの"Serenity"である。

いずれにしても,Thierry Langの魅力を再認識させてくれたことに感謝し,ちょっと甘いと思いつつ星★★★★★にしてしまおう。でもこれは好きだなぁ。

それにしても,日程が合わず,彼らのライブに行けなかったのは返す返すも残念である。Terri Lyne Carringtonと来たLizz Wrightも行けなかったしなぁ。まぁ,それはそれで仕方がないということで諦めよう。

Recorded on September 9 & 10, 2013

Personnel: Thierry Lang(p), Heiri Känzig(b), Andi Pupato(ds)         

2014年9月18日 (木)

Deacon Blueの新作が到着。またも素晴らしい出来に痺れる私であった。

Deacon_blue001 "A New House" Deacon Blue(自主制作盤)

前作"The Hipsters"を絶賛した私(記事はこちら)だが,前作が11年ぶりだったのに対し,本作は約2年という比較的短いインターバルでの登場である。今回はPledge Musicでのクラウド・ファンディングによる形態を取っていたが,ちゃんとPledge Music以外のネット・ショップでも買える。だが,前作の甘酸っぱくなるような素晴らしいポップ・ソングの数々に痺れてしまった私は,ちょっと大目に金額を払って現在のメンバー4人のサイン入りCDをゲットである。我ながらミーハーであるが,好きなバンドなのだからいいのである(と開き直る)。

そして,本作も前作に勝るとも劣らぬ素晴らしい曲集である。写真を見ると,メンバーは随分歳を取ったが,このようなポップ・センスを残していること自体が素晴らしいではないか。私もかくありたいと思わせるような歳の取り方である。曲作りを担当するRicky Rossは今年の12月で57歳になるが,どうしてこのように瑞々しい音楽が出来るのかと感じざるをえない出来なのである。しかも,スコットランドという土地とは結びつかない(なんでやねん?)ような,このポップさはまさに突然変異的と言ってもよいのではないか。

それはさておきである。このLP的な収録時間の中に収められた11曲を聞いていると,時間はあっという間に過ぎていく。日頃,強面で通っている私がこうした音楽に痺れてしまうことに違和感を覚える人もいるだろうが(笑),人は見掛けによらないのである(爆)。メンツも前作とほとんど同じ(違うのはストリングスのみ)で,バンドとしてのまとまりも更に強まったってところかもしれないが,私としてはこのメロディ・センスに身を委ねていれば幸せって感じである。本当に私の心と共鳴するって感じの音楽である。いいねぇ,Deacon Blue。ということで,またも星★★★★★としてしまおう。たまらん。

Personnel: Deacon Blue: Lorraine McIntosh(vo), James Prime(key), Ricky Ross(vo, p, g), Dougie Vipond(ds, perc) with Gregor Philp(g, vo), Lewis Gordon(b), The Cairn String Quartet

2014年9月17日 (水)

超先行発売されたWayne Krantzの新作。Krantzらしさ炸裂である。

Good_piranha "Good Piranha Bad Piranha" Wayne Krantz(Abstract Logix)

Abstract LogixレーベルのWebサイトでは11/18リリースという告知が成されているWayne Krantzの新譜が,なぜか2か月以上も前なのにDUから入荷のメールが...。Krantzの結構なファンである私としては,これは早速ゲットせねばということで,出張先の帰り道にDUに立ち寄っての購入である。

これが実に不思議な構成のアルバムである。全8曲であるが,前半4曲と後半4曲はメンバーが交代しているものの,全く同じ曲を2度演奏しているのである。メンツの違いによる演奏の差異を楽しませる構成と言ってもよいかもしれないが,やっているのはカバー曲である。Thom Yorke,Ice Cube,Pendulum,そして懐かしやMC Hammerの曲をやっているのだが,これがいかにもKrantzらしいヘヴィー・ファンクで,Krantzファンの私としては無茶苦茶嬉しくなってしまった。

演奏は2種類のトリオにより演じられるが,前半は前回の来日公演と同じNate Wood~Keith Carlockとのトリオ,後半はNate Woodがベースからドラムスへ代わり,ベースをTim Lefebvreが担当するという布陣である。私は前回の来日をBillboard東京で見たが,それももう2年前のことになってしまった。月日の経つのは早いものだが,それにしてもこれはいかにもKrantzと言うべき演奏集であり,前作"Howie 61"に対して否定的であった私としても,この作品のような演奏であれば何の文句もない。Wayne Krantzかくあるべしという演奏なのだ。もともと,お馴染み55 Barでカバー・ナイトをやったのが契機となってのレコーディングであったようだが,Krantzが"Realized it didn't matter what songs we play, we still do our thing."と書いているように,曲は素材に過ぎず,それを彼ら流に料理したものということになるわけだ。

いやいや,それにしても,どこから聞いてもこのWayne Krantz節には痺れてしまう私である。ファンの弱みとして星★★★★★としてしまおう。やっぱりKrantz,最高だぜい!(マイキーはどうすんねん?)。

それにしても,このジャケの装丁というか色使いはまるで「ノルウェイの森」だと思ったのは私だけだろうか?内容は全然関係ないが...(笑。当たり前だ!)。

Personnel: Wayne Krantz(g), Nate Wood(b, ds), Tim Lefevbre(b), Keith Carlock(ds), Gabriella Anders(vo)

«なでしこの現状を憂える。

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