これぞ天上の音楽
"Faure: Requiem" Michel Corboz /Orchestre Symphonique de Berne (Erato)
Michel Corbozと言えばフォーレのレクイエム,フォーレのレクイエムといえばMichel Corbozと言ってもよいだろう。それぐらい,世評の確立した作品である。ジャケはこれが一番いいとは思わないが,定価1,000円でこんなアルバムが手に入るならば,文句はない(私は中古で500円で拾っているから,尚,文句はない)。
私の昔からの友人である理屈庵さんもこのアルバムについて書いていたことがあるが,私はこの音楽を聞いて,これこそ天上の音楽と思ってしまった。最近,私は結構ストレスも疲労もたまる出張続きの生活を送っていたわけだが,そうした出張中にこの音楽を聞いていて,結構癒されることがあった。
レクイエムと言えば死者を悼む曲というのが通説だが,Wikipediaによるとフォーレは「私のレクイエムは、特定の人物や事柄を意識して書いたものではありません。……あえていえば、楽しみのためでしょうか。」なんて書いているではないか。ほんまかいな。
しかし,それも嘘ではないだろうと思わせるぐらいの美しさ。これぞ天上から降ってきた音楽だと言いたくなるような素晴らしさである。こんな音楽が書けるならば,それは「楽しみ」と言われても納得してしまう。私は昔,このレコードを持っていたが,若い頃はその魅力が全くわからなかったと言っても過言ではない。だが,私も年齢を重ねて,この音楽の意義がようやく分かったということかもしれない。
それでもわかっただけでもよしである。これは一生付き合える音楽だと今更ながらつくづく思った私であった。こんな心地よい音楽は滅多にない。当然星★★★★★である。未聴の方はだまされたと思って聞いてみて欲しい。人生は更に潤いに満ちたものとなるはずだ(と思わず熱くなってしまった)。
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