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2015年おすすめ作

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2017年2月25日 (土)

出た!久々のRalph Townerのソロ・アルバム

"My Foolish Heart" Ralph Towner(ECM)

_20170221私が贔屓にしているミュージシャンは結構いるが,その中でもRalph Tonwerはトップ5に入れられるミュージシャンだと思っている。自分が多少ギターを弾くということもあるが,この人のギターの響きは私の琴線にいつも触れてくるのである。

そんなRalph Townerが久々に放つソロ・アルバムである。ソロ・アルバムは2006年リリースの"Time Line"以来であるから10年以上が経過している。まぁ,その間にもPaolo FresuとのデュオやWolfgang Muthspiel,Slava Grigoryanとのギター三重奏のようなアルバムがあったから,そんなに久しぶりって感じはしないのだが,それでも"Diary"やら"Solo Concert"のようなソロ作品を長年愛してきたRalph Townerのファンとしては,ソロ・アルバムと聞いただけで反応してしまうようなところがあるわけだ。しかもアルバム・タイトルは"My Foolish Heart"である。

Ralph TownerはこれまでもBill Evansゆかりの曲を演奏してきた。それはRalph TownerによるBill Evansへのシンパシーの表れということだろうが,楽器は違えども同質のリリシズムを発揮するところに私は魅かれているのだと思う。ライナーにもRalph Townerも書いているが,Bill Evans~Scott LaFaro~Paul Motianのトリオは,Ralph Tonwerにとってもインスピレーションの源泉なのである。

このアルバムはタイトル・トラックを除いて,Ralph Tonwerのオリジナルであるが,これがまた粒ぞろいの佳曲群である。今回の新作に合わせて,久しぶりにソロによる前作"Time Line"を聞いてみたのだが,ややアブストラクトな感覚の曲もあった"Time Line"に比べて,本作収録曲はメロディ・ラインが明確なものが多いように感じさせる。そのため,リリカルでありながらも,より明るい印象を与えるが,やはりこのアルバムを聞いていて,私はRalph Townerというミュージシャンが好きなのだということを再認識させられた。我ながら単純だと思いつつ,今回も見事にしびれさせられてしまったのである。まさにOne & Onlyだと言ってもよい世界だが,クラシック・ギターが主力ながら,やはりこの人の12弦ギターの響きは独特であり,もっと12弦を弾いてくれとさえ思ってしまう。

いずれにしても,今回もこの人のギターの響きを堪能させてもらった私である。久々感のおまけ感覚もあり,星★★★★★としてしまおう。やっぱりええですわ~。

Recorded in February 2016

Personnel: Ralph Towner(g)

2017年2月23日 (木)

超懐かし~:"Frampton Comes Alive!"

"Frampton Comes Alive! 25th Anniversary Deluxe Edition" Peter Frampton(A&M)

_20170219_2_2私もいろいろなCDを保有しているものだと思うのが,たまにこういうCDをプレイバックした時である。ちなみに私が保有しているのは2枚組のデラックス・エディションである。

本作については,どうこう言うまでもない,大ヒット・アルバムである。全米で800万枚以上が売れているというのだから凄いものである。このアルバムが突然のように超ヒットしたのが1976年。私がPeter Frampton及びこのアルバムを意識したのは,シングル・カットされた"Show Me the Way"が流行っていた頃である。同じころ,Kissの"Hard Luck Woman"も流行っていたような記憶がある。英語の勉強がてら,この2曲の歌詞を見ていた記憶があるのも懐かしい。

そして,このアルバムを久しぶりに聞いて,"Baby, I Love Your Way"とかも入っていたのねぇって今頃になって改めて気が付く私である。ということは真面目に聞いていない証拠である(爆)。ポップな"Show Me the Way"もいいが,曲としては"Baby, I Love Your Way"の方が好きだなぁ。と言っても,私がこの曲を最初に聞いたのはBig Mountainヴァージョンだったのではないかと思うが,それでも,このPeter Frampton版(Framptonのオリジナルだが...)も,米国在住中に軽めのロックをエアプレイしているステーションでは,よく聞いたような気がする。今聞いてもいい曲である。

今回,プレイバックしたのは何年ぶり?みたいな感じであるが,とにかく難しいところ一切なしで,非常に楽しめるアルバムであったということを再認識した。また,途中挿入されるアコースティックの演奏もなかなかよかった。渋さとか深みとかはないかもしれないが,これも私が同時代を過ごした音楽として,ちょっと甘酸っぱい思いさえしてしまったアルバム。星★★★★☆。

Recorded Live at Various Locations in June, August and November, 1975

Personnel: Peter Frampton(vo, g), John Siomos(ds), Bob Mayo(g, p, key, vo), Stanley Sheldon(b, vo)

2017年2月22日 (水)

Joey Calderazzo@Cotton Club。もう少し集客がよくてもよさそうなものだが...。

Joey_calderazzo_trioJoey CalderazzoのトリオがCotton Club東京に出演するということで,出掛けた私である。今回はチャージ半額のクーポンが出回っており,それを利用して」の参戦となったが,現地に到着した段階で,客入りの悪さは保証されていたようなものである。

私が到着したのは2ndセットの開場時間を数分過ぎたころであったが,それでも受付番号は#6である。その後,ロビーで待っていたのだが,聴衆の数が大幅に増えることはなかった。前回私が行ったCotton ClubでのライブはKevin Haysのものだったが,その時よりも更に集客は悪かっただろう。月曜日の2ndってこともあるかもしれないが,客席は4割も埋まっていないって感じである。はるばる米国から来て,この客入りではJoey Calderazzoとしても「う~む」となってしまうだろう。だから,終演後のサイン会もなくても仕方ないが,長年のファンとして,結構な枚数のCDを持ち込んでいた私としては残念だった。

それはさておきである。演奏については最近のJoey Calderazzoのアルバムの演奏に近い感じであるが,やはりこの人,アップ・テンポの方がはるかによい。これはドラムスのDonald Edwardsがバラッドよりもアップ・テンポ向きの奏者であるように思えるところに起因している部分もあるが,テンポの遅い曲でのフレージングは生硬さが感じられたのも事実である。Joey Calderazzoにはハード・ドライヴィングな演奏が似合うのである。だが,アンコールで演じられたソロによるバラッドはよかったので,全然スローが駄目なわけではないのだが,私が魅力を感じたのはミディアム・ファスト以上のテンポであったことは間違いない。

集客は全然ダメでも,演奏の手抜きは感じさせないのがプロとしての矜持であろうが,ややミスタッチが目立ったのも事実。しかし,Orkando Le Flemingは適切なPAレベルのベースを聞かせ,Donald Edwardsはアップ・テンポでは素晴らしい煽りを聞かせ,トリオとしてのバランスは悪くなかったと思う。だが,同じフォーマットのピアノ・トリオでも,Kevin HaysとJoey Calderazzoとどちらがよかったかと聞かれれば,私はKevin Haysと答えるだろう。Kevin Haysは歌で私を驚かせてくれたが,今回のJoey Calderazzoの演奏は,ややコンベンショナルに過ぎた。もう少し暴れてくれてもよかったなぁと感じていた私である。

結局のところ,私がJoey Calderazzoに求めているものが,よりハードなスウィング感であるということに,今回の感覚の要因があることは間違いない。私がJoey Calderazzoに求めるレベルが高過ぎるのかもしれないが,枯れるにはまだ早過ぎるというのが正直なところである。ちょっとアンビバレントな感覚の残るライブであった。

それにしても,こんな集客が悪くて,Cotton Clubは大丈夫なのか?箱としては利便性も高く,雰囲気もいいし,キャパも適切なので,ちゃんと経営は続けて欲しい。まぁ,私が行くときに限って集客が悪いだけと思いたい(もちろん,フルハウス状態のCotton Clubも知っているが...)。余計なお世話かもしれないが,ちょっと心配になってしまった。いずれにしても,私が行ったセット同様の入りで,4日間の出演ではさすがに厳しいよなぁ。

Live at Cotton Club東京 on February 20, 2017

Personnel: Joey Calderazzo(p), Orlando Le Fleming(b), Donald Edwards(ds)

2017年2月21日 (火)

Tinariwenの新譜が出た。どれを聞いても同じって話もあるが,このグルーブには抗えない。

"Elwan" Tinariwen(Wedge/Anti)

_20170219_2早いもので,私がこのブログでTinariwenの記事を初めて書いてから,7年半近くの時間が過ぎてしまった。その間にアルバムが出るたびに,「砂漠のブルーズ」と称される彼らが生み出すグルーブが聞きたくて,必ず購入しているのだから,私の音楽的な嗜好とフィットしているってことになるだろう。

昨年リリースされたライブ盤から約1年という短いインターバルでリリースされた新作は,相変わらずのTinariwenである。主題にも書いた通り,どのアルバムを聞いても,同じに聞こえるって気がしないでもないが,このグルーブには抗いがたい魅力がある。もちろん,アルバムの収録曲には結構メリハリがついているので,全然退屈するような音楽ではないし,歌詞を読んでいると,結構プロテスト・ソングだなぁなんて思わせるものもある。しかし,言葉は別にして,私を惹きつけるのはやはり彼らの生み出すゆったりしたグルーブなのである。

彼らのサウンドは相変わらず呪術的とも思えるが,こういう音楽に魅力を感じる欧米のミュージシャンが多いことは,Tinariwenのアルバムにゲスト参加するミュージシャンが結構多いということからも明らかだが,ある意味では普遍的な魅力を有していることの裏返しと捉えることもできると思う。彼らが参加した曲はやや異なる雰囲気を作り出す瞬間もあるが,それがTinarwenの音楽ときっちりブレンドしている。例えば,"Talyat"に聞かれるアコースティック・ギターは,ゲストの影響もあってかむしろ欧米的な響きを持っている。また,"Nannuflay"にはMark Laneganがヴォーカルで加わるが,彼の歌は完全にアメリカンだが,Tinariwenのグルーブに乗った英語詞の響きも面白かった。そうしたヴァリエーションも含めて,何度聞いてもやはり魅力的な響きである。ということで,星★★★★☆。

尚,アルバムには11曲しかクレジットされていないが,隠しトラックが2曲あるので,最後までちゃんと聞きましょう(笑)。

Personnel: Ibrahim Ag Alhabib (g, vo), Abdallah Ag Alhousseyni (g, vo), Alhassane Ag Touhami (vo, g, clap), Iyad Moussa Ben Abderahmane(g), Elaga Ag Hamid (g, vo, clap), Eyadou Ag Leche (b, g, vo, clap), Said Ag Ayad(perc, vo, clap), Iyad Moussa Ben Abderahmane(g), Mina Wallet Oumar(you-you), Amar Chawoui(perc), Kurt Vile(g), Matt Sweeney(g), Alain Johannes(g), Mark Lanegan(vo) and Others

2017年2月20日 (月)

極めて真面目に作られた「沈黙 -サイレンス-」

「沈黙 -サイレンス-("Silence")」('16,米/台湾/メキシコ)

Silence監督:Martin Scorsese

出演:Andrew Garfield,Adam Driver, Liam Neeson,窪塚洋介,浅野忠信,イッセー尾形

今年,2本目となった映画が本作である。これは正直もっと早く見たかったのだが,ようやくである。

遠藤周作の原作をMartin Scorseseが映画化すると聞いた時には驚いたが,そもそも「神の沈黙」という重い主題を持つものであるがゆえに,米国内の興行は相当苦しいように見受けられる。しかし,興行成績はさておき,これは本当に真面目に作られた映画であり,原作にほぼ忠実に描かれているように思う。

そもそもが難しいテーマを提示した映画であるから,ちゃらちゃらしたところなど皆無,エンタテインメントとして見るべきものではないが,映画が終わった後の館内の静寂は,非常に趣深いものがあったと思う。日本の映画の観客にはエンド・ロールの時に,席を立ってしまう人が多いことには常々批判的な私だが,今回は席を立つ観客が極めて少数だったことに,観客もこの映画に打たれたことを示すように感じられた。

iMDBのレビューは相対的にはポジティブであるが,完全否定モードのレビューも多数存在するところに,この映画の特徴があると思うが,否定的なレビューはドラマの本質について語っていないように思えてしまう。確かに長いのは事実だが,161分という尺を感じさせないドラマがあったと私には思えた。

俳優陣ではイッセー尾形のいやらしさが特筆ものである。

いずれにしても,Martin Scorsese,「ウルフ・オブ・ウォールストリート」の次にこんな映画を撮るなんて,ギャップがあり過ぎだが,これもScorseseの一面ということで,私は高く評価したい。星★★★★☆。これを見ると篠田正浩版の「沈黙」もちょっと気になるなぁ。

ところで,音楽ではThe BandのRobbie RobertsonがExecutive Music Producerとなっているが,正直言って,音楽なんてほとんど出てこないに等しいので,彼の役割は不明(苦笑)。

2017年2月19日 (日)

ようやく到着:Chris ThileとBrad MehldauデュオのLP。

既にこのブログにも書いた通り,Chris ThileとBrad Mehldauの新作デュオ・アルバムのLPには,Fiona Appleの"Fast as You Can"がボーナス・トラックとして収録されているため,Brad Mehldauのコンプリートを目指す私としては,どうしてもそれを手に入れなければならない。

ということで,Nonesuchのサイトで発注して,現地から発送の通知が来たのが,1/20であった。なかなか現物が届かなくてイライラさせられたが,それがようやく約3週間を要してデリバリーされた。その曲については,まだ聞いていないが,そのうちゆっくり聞かせてもらうようにしよう。

海外からの発送についてはこういうこともあるのは承知しているが,前回,Mehldauのソロ・ライブのLPボックスを仕入れた時は,確か正式発売日よりも前に着いたことを考えると,何だか違いが大き過ぎである(笑)。まぁ,でもちゃんとゲットできたんだからそれはそれでいいのだが。

ということで,次は国内盤CDにしか収録されない"Dark Turn of Mind"のために,国内盤CDのデリバリーを待つ私である。バカにつける薬はないって感じだが,せっかくほぼコンプリートなのだから,頑張るしかないのである。

ついでに行ってしまうと,ジャズ界のおんどれ君ことOndřej Štveráčekの"Sketches"を本人に頼んで,郵送してもらっているところだが,現物が到着する前に,新宿のDUで買えるなんて告知が。まぁ,いいんだけど。

«Karen Beth:日本っていうのはいろんなCDが手に入るねぇ。

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