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2014年10月 1日 (水)

Allan Holdsworthライブ参戦記

Allan_holdsworth 久しぶりと言っても1か月半ほどのインターバルだが,ライブに行ってきた。今日はAllan Holdsworthのバンド@ビルボード東京である。今回はFarewell Tourとなっているから,少なくともライブからは引退するってことなのかもしれない。

私はAllan Holdsworthのファンってこともないし,実はライブも今回が初めて(そして最後になるのだろう)のことであったが,そうは言っても,いくつかの音源では超個性的な彼のギターを楽しんできた。そして今回,Holdsworth:68歳,Haslip:62歳,Husband:54歳という年齢からは想像もできないようなタイトで,ほとんどロックな演奏を聞かされると,爺さんよくやるわと思いつつ,まだまだ現役で行けるじゃんと思っていた。そうは言いつつも,Holdsworthの曲は,ファン以外にとっては,どれを聞いても同じに聞こえてしまうという決定的な難点があるので,ライブの場でもやや冗長に思える局面があったことは否定できない。それでも,やはりHoldsworthのギターはOne & Onlyと思わせる音色があると思えた。

そして,私はカジュアル・シートだったので,上の方から見ていたのだが,Gary Husbandの叩きっぷりが強烈であった。よくもまぁあそこまで煽るわと言いたくなるような感じであった。あれだったら,John McLaughlinのバンドでも,私の嫌いなRanjit Barotではなく,Husbandが叩けばいいではないかとさえ思いたくなるような感じだったと言えよう。PAの加減でHaslipのベースが増幅過剰だったのは頂けないが,それでも十分に楽しめるライブだったと思う。上の写真は今回の3人によるリハーサルの模様らしいのだが,Holdsworthの太りっぷりが顕著なのがご覧頂けよう。それでも引退するほど腕は衰えていなかったが。とにかく指はよく広がっていたなぁ。

面白かったのはHoldsworthがペダルは2種類使い分けつつ,エフェクター類は手で操作していたことだろうか。写真で手前にケーブル群と写っているのがエフェクター・ボードである。そんな点でもやはりスタイリッシュというか,個性的な人であった。

ということで,次のライブは10/8のPat Metheny Unity Groupである。最前列かぶりつきのはずなので,そっちも楽しみである。

Live at ビルボード東京 on September 30, 2014,2ndセット

Personnel: Allan Holdsworth(g), Jimmy Haslip(b), Gary Husband(ds)

2014年9月30日 (火)

なんだかんだでアジア大会を見てしまう私。

TVでアジア大会の中継真っ盛りである。レベルが必ずしも高くないものもあれば,アジアに強豪が揃う競技もあり,結構いろいろ見てしまっている私である。

今回,今までと印象が違うなぁと思ったのが女子の卓球である。特に福原愛のバックハンドの鋭さが増しているように思えたのだが,気のせいだろうか?まぁ,滅多に中継を見るわけでもないので,感覚的なものでしかないかもしれないが,いずれにしても,シンガポールを破って見事決勝進出である。そして,第2試合は第5ゲームまで持ち込まれながらも辛勝,最終第5試合も勝った石川佳純は立派である。勝負強いねぇ。そうは言いながらも,決勝で中国を破ることは難しいかもしれないが,悔いを残さぬよう,是非頑張って欲しい。中国一強時代もそろそろ終わりにしてもいいしねぇ。

今回のアジア大会は運営に批判も多いところであるが,出場している日本代表はそうした問題も関係なく活躍しているのだから,まさに大したものである。サッカーは男子は韓国に惜敗したが,まぁU-21で固めての出場なので,今回はリオ五輪までのステップアップに向けての調整機会と思えばいいだろう。なでしこについては,初戦の中国戦で私は彼女たちを批判したのだが,その後は大勝が続き,準決勝でもベトナムを破って,見事決勝進出である。私としては前言を取り消すつもりはないが,まぁ初戦はエンジンが掛かり切っていなかったということにしておこう。決勝の相手は北朝鮮なので,これまた手強いが,是非こちらも頑張って欲しい。

時差のない仁川での開催なので,寝不足にならないでいいが,何だかんだでテレビばかり見ていて,音楽を聞けていないのはまずいねぇ。それにつけても,今回,「361°」ってブランド・ロゴがやけに目立つが,中国のスポーツ用品メーカーらしい。へぇ~って感じだが,NikeやAdidasの世界を目指そうとでもしているのかねぇ。スポークスパーソンに「日本嫌い」発言を平気でする水泳の孫楊を据えているようでは,メーカーとしてスポーツマンシップを発揚すべき企業責任という意味では問題ありだろう。ブランドの顔はもう少し考えた方がいいだろうな。スポーツの大会は国威発揚の機会であっても,お互いが憎しみ合う場ではないはずだからねぇ。孫楊本人はその後,発言について謝罪しているようだが,結局本音はそっちにあるってのが明らかになっただけで,アスリートとしてはいかがなものかとだけ言っておこう。

2014年9月29日 (月)

祝来日,John Abercrombie 4,嬉しいことにMarc Copland入り。

39_steps "39 Steps" John Abercrombie Quartet(ECM)

来る10月に来日が決定したJohn Abercrombieであるが,今回の目玉はMarc Coplandを帯同することだと思っている私である。

私はECMレーベルのファンなので,John Abercrombieのアルバムは相当な数を保有していると言ってよいが,実はMarc Coplandへの思い入れも相当強い方だと思っている。そんな二人だが,AbercrombieはMarc Coplandとの付き合いも長いようで,共演アルバムも何枚かあるものの,正直なところ,私はMarc Coplandはトリオまたはソロが好きなので,これまでのところ彼らの共演アルバムにはあまり食指が動いてきたとは言い難い。しかし,本作はECMからのリリースということだったので購入してあったのだが,まともに聞けずに結構な時間が経ってしまった。そこで,今回の来日決定を受けて,ちゃんと聞いてみるかということで聞いてみたのだが,これは私の聞いた彼らの共演アルバムの中では最もよい出来と思えた。

音楽としては比較的オーソドックスな作りという気もするが,そうした作りにおいても,彼らのリリシズムがきっちり表出するところがいいと思えるのだ。こうしたリリシズムの強さはJohn Abercrombieよりも,Marc Coplandの持ち込んだ要素が強いように思えるので,このクァルテットはAbercrombieとCoplandの双頭バンドだという評価が適切ではないかと思える。今回来日するのは,このアルバムのメンバーとは異なる(さすがにDrew GressとJoey Baronを連れてくるのは難しかろう...)が,それでもフロントの2人が同じであれば,本作と同様のトーンが生み出されると期待してしまうのが人情であろう。

ということで,本作をちゃんと聞かずに放置してきた私だが,今回の来日決定を受けて聞いてみたら,聞いてみたらきっちり期待値に応える作品であったという情けない話。だが,今回の来日なかりせば,プライオリティが上がったかと言えば,決してそんなことはないはずである。いずれにしても,来日への期待を高めさせるに十分な作品である。来日へのご祝儀込みで(笑),星★★★★☆。

ちなみに"39 Steps"と聞いて,Alfred Hitchcockの「三十九夜」を想起する人がどれぐらいいるだろうか?そっちも興味深いなぁ。映画も好きだが,本作も好きってことで,お後がよろしいようで(笑)。

Recorded in April, 2013

Personnel: John Abercrombie(g), Marc Copland(p), Drew Gress(b), Joey Baron(ds)

2014年9月28日 (日)

名人同士の対話を聞くかのごときKenny Barron & Dave Hoallandデュオ

Art_of_conversation "The Art of Conversation" Kenny Barron & Dave Holland(Impulse!)

記事の更新がおろそかになってしまった。どうも最近はサボり癖がついていかんなぁと思いつつ,飲み会やゴルフにまぎれて,以前よりはブログの取り組み姿勢が随分甘くなってきたものだ。まぁ,いつも書いていることだが,素人のブログなんだから,適当にやっていりゃいいのだが,まずは読者の皆さんにお詫びである。

閑話休題。このアルバムのリリースが発表された時からこれは期待できると思わせたものであるが,予想通りである。新生Impulse!レーベルはフランスUniversal傘下で再生を果たしたものだが,なぜこの時代にImpulse!なのかはさておき,こうした作品をリリースしてくれることは大変ありがたい。

Kenny Barronによるベースとのデュオと言えば,Charlie Hadenとの"Night & the City"という傑作がある(記事はこちら)が,片やDave Hollandもいろいろな人とデュオをやっていて,ピアノではMilcho Levievとの"The Oracle"あたりが代表的だろうか(と言っても,あまりに中古市場の価格が高値なので未聴だが...)。そんなベテラン二人のデュオなのだから悪いはずはないが,冒頭のHollandのオリジナル"The Oracle"からして予想は間違っていなかったと確信させる出来である。

何がよいか?ピアノとベースのデュオのような編成において,ピアノとベースはこういう音で聞きたいというような録音ぶりである。特にピアノの音が極めて魅力的に録られている。そして,偶然ではあろうが,今年3月録音の本作に先日亡くなったKenny Wheelerに捧げられたHolland作の"Waltz for Wheeler"が収められたことには運命的なものを感じざるをえない。本作のリリース日は9/14,Kenny Wheelerはその4日後にこの世を去っているのだが,この曲が何ともメランコリックでありながら,美しい曲なのである。まさにこれこそ優れた「音楽の捧げ物」だって気がするが,この演奏を聞いてKenny Wheelerを偲ぶことこそ適切だと思わせる,そんな曲,そんな演奏である。

そうは言っても,ピアノとベースの渋いデュオである。聞くに適した時間や場所ってものもあるが,"The Art of Conversation"というタイトルに偽りなしである。実を言えば,実際に音を聞くまでは「何を大仰な!」と皮肉っぽい見方をしていた私だったのだが,私が間違ってました(笑)。この二人にかかれば,こうした演奏は難しいことではないのかもしれないが,十分に"Art"として通用する作品。ちょっと甘いかもしれないが,こういう作品がバカ売れするとは思えないので,注目度を上げるためにも星★★★★★としてしまおう。

尚,本作にはKenny Barron,Dave HollandのオリジナルとCharlie Parkerの"Segment",Thelonious Monkの"In Walked Bud",そしてBilly Strayhornの"Daydream"が収められているが,"Waltz for Wheeler"のようなDave Hollandのオリジナルが私には特に魅力的に響き,Hollandの作曲能力の高さも実証されていると思う。

Recorded on March 5, 2014

Personnel: Kenny Barron(p), Dave Holland(b)

«Baptiste Trotignon,13年ぶりのトリオ作。

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