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2015年3月 1日 (日)

「フォックスキャッチャー」:これが実話とは恐ろしい。

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「フォックスキャッチャー("Foxcatcher")」('14,米,Sony)

監督:Bennett Miller

出演:Steve Carell, Channing Tatum, Mark Ruffalo, Sienna Miller, Vanessa Redgrave

これは救いのない映画である。とにかくトーンも話も暗いので,正直いたたまれない気分になると言っても過言ではない。しかもこれが実話と言うのだから恐ろしい。この暗さがオスカーでも無視された要因と言っては言い過ぎか。

とにもかくにも,この映画はSteve Carellの怪演によって成り立っていると言ってもよいが,それぐらい存在感の強い演技である。彼が演じたJohn Dupontは,金があるのに屈折しまくっているわけだが,Steve Carellの訳のわからない視線のようなものに,そうした人間の屈折を感じた私である。コンプレックス,スノビズムが,人間の心を病ませるということを強く感じさせる恐い映画である。

だが,こういうお話だけに救いもないし,後味もよくない。人間ドラマとして優れていることは否定しないが,この救いのなさは見ている方にとっても厳しいものであった。そういう映画なので,これはおそらく多くの人が目にすることなく公開を終えそうな気がするが,映画としての質は高いことは間違いないので,劇場指向の方はお早めにって感じだろう。星★★★★。あ〜,疲れた。

2015年2月28日 (土)

ようやく帰京。

やっと出張が終わり,これから東京に戻る私である。今回ばかりはさすがにきつい出張であったが,来週以降はそのレポーティングで忙殺されること必定。水,木はまた大阪に出張だしなぁ...。そろそろユンケルの出番かも(笑)。では次は東京から。

2015年2月26日 (木)

中年音楽狂,移動中(笑)

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長い国内出張も終盤を迎えつつある。東京を出てから今日で一週間だが,疲労もピークって感じである。こういう時はソウル・フードでも食してパワー・アップせねばということで,私が小学生時代からことあるごとに訪れている焼肉店でエネルギー充填である。

今や大人気店となったその店であるが,これ以上ポピュラーになると私の居場所がなくなるので敢えて詳細は秘すが,まぁこの写真を見てもらえばその魅力はわかるよねってことで,写真をアップしておこう。と言っても,私の同級生や関西方面の同僚にはバレバレだが(笑)。ちなみにこれはハラミとバラ。

2015年2月24日 (火)

今年のオスカーについて。

今年のオスカー・サンデーが終わり,結果的には「バードマン」が主要なところを押さえたって感じである。私としては「6才のボクが、大人になるまで」が映画人の心をもっとくすぐると思っていたが,時間を掛ければいいって思わない人がいても不思議ではない。「バードマン」は日本ではこれから公開なので,観てからちゃんと判断したいが,今年の本命二強だったわけだから,それなりの作品とは思う。だが,「6才のぼくが...」っていう,これまでにない取り組みに対する評価が下がることはないとは言っておきたい。

そうした中で,今回,下馬評と違ったのは主演男優賞のEddie Redmayneではないかと思うが,「博士と彼女のセオリー」でSteve Hawkingを演じるというチャレンジングな役割へのご褒美って感じか(だってアカデミーが好きそうなんだもん)。だが,この「いかにも」アカデミーっていう感じの選出には批判も出るかもしれない。これもちゃんと映画を観てから判断したいが,今回の選出には「バランス」感覚が反映されているように思えてしまった私である。

いずれにしてもこれから公開の映画も多数あるので,私には楽しみが増えただけってことにしておこう。でも,今年観た映画の中での最高作は「アメリカン・スナイパー」なので,それを上回れるかどうかが私の評価尺度である(きっぱり)。

2015年2月23日 (月)

出張の移動前に「アメリカン・スナイパー」を観た。凄い映画だ!

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「アメリカン・スナイパー ("American Sniper")」(’14,米,Warner Brothers)

監督:Clint Eastwood

出演:Bradley Cooper, Sienna Miller, Kyle Gallner, Sammy Shiek

もはや巨匠の域に入ったClint Eastwoodの新作である。米国での評判も高く,公開直後にもかかわらず,オスカーにノミネートされているが,それも当然と思える傑作である。前作「ジャージー・ボーイズ」もいい映画だったとは思うが,キネ旬の年間1位にはちょっと...って感じもしていた私である。しかし、本作は凄まじい緊張感の中に,Eastwoodらしいヒューマニズムも感じさせ,私は感動し,実はエンド・ロールの間,涙していた。まさに掛け値なしの傑作。

戦争により,人間の心が病んで行くさまは痛々しいが,その現実を極めて冷静に描きつつも,エンタテインメントとしても成立させたこの映画は,私なら「ジャージー・ボーイズ」よりはるかに高く評価しなければならないと思う。演出,演技,シナリオ,カメラのどこを取っても穴が見つからないと言ってもいい作品である。実は私は,この映画を二日酔いで淀んだ頭の状態で観ていたのだが,132分の間,一瞬たりとも集中が切れなかったことが,私のこの映画への評価を決定づけている。

戦争の残酷さを示すために,かなりきつい映像も含まれているため,R15+は止むを得ないと思うが,若い世代にもこの映画を観て,いろいろ考えて欲しいなんて,ついつい年寄り臭いことを考えてしまった。その一方で,エンタテインメントとしても一級の作品として,私は完全に打ちのめされた。オスカーを取れるかはわからないが,これは私にとっては極めて印象深いものとなった。喜んで星★★★★★とする。

本当にClint Eastwoodという人は凄い人である(きっぱり)。是非多くの人に観て欲しいと感じてしまった。

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