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2014年7月28日 (月)

「エイゾーはえぇぞ~(笑)」:Azar Lawrenceのライブ作

Azar_lawrence "The Seeker" Azar Larrence(Sunnyside)

Azar Lawrenceと言えば,多くの人にとってはMilesの"Dark Magus"あるいはMcCoy Tynerとの共演作によって記憶に残る人だと思える。その他にはEW&Fとも共演したりしていて,間口が広いが,基本はブラック・スピリチュアル系だと言ってよい。そのAzar Lawrenceについては,先日,新橋のテナーの聖地「Bar D2」にお邪魔した際,"Prayer for My Ancestors"を聞かせて頂き,なかなかいいねぇと思っていた。その際,マスターが繰り返していたのが「エイゾーはえぇぞ~」というフレージングであった(笑)。確かに私もえぇぞ~と思っていたが,"Prayer..."の入手はなかなか難しいなぁと思っていたら,そのAzar Lawrenceの新譜がショップに並んでいたので,ゲットしてきた。

これは2011年の12月にNYCのJazz StandardにAzar Lawrenceが出演した時のライブ盤であるが,結構豪華なメンツが揃っている。まぁ,ライブ盤にもかかわらず,フェード・アウトするってどういうことよ?と文句も言いたくなるが,このメンツであるから,1曲20~30分とかやってたんだろうねぇというのは想像に難くないとしても,やっぱりちょっと惜しいねぇ。だが,Azar Lawrenceらしい暑苦しさはこれだけでも十分感じられるのが人徳ってやつか(爆)。メンツの中ではピアニストのBenito Gonzalezという人は,私にとっては馴染みの薄い人だが,現在はKenny Garrettと共演しているようである。日頃,どういうピアノを弾いているのかはわからないが,ここではリーダーに合わせて(?),McCoy Tynerのようなピアノ・プレイぶりである。1曲だけ,Gonzalezの"One More Time"というオリジナルが入るが,それ以外はAzar Lawrenceのペンになるもの。このライブのために書いた新曲もあるようである。Lawrenceの書いた曲とGonzalezの書いた曲は,明らかにテイストが違って面白いねぇと思わせるが,ソロになると,もとのメロディなんて関係ないじゃんとも思える暑苦しさが炸裂する(笑)。

まぁ,暑苦しいとは言っても,難解フリー・ジャズではないし,ビートもはっきりしているので,聞きにくいとかそういうことではない。まぁ,Azar Lawrence以外はそんなにブラック・スピリチュアルって感じでもないしねぇ。ECMあたりの音楽とは対極にあるテンションの高いジャズではあるが,昨今,こういう音もなかなか聞けなくなったことを考えれば,今の時代にこういうアルバムが出ること自体がある意味健康的なことだと思える。一番好きなのはAzarがワンホーンでColtraneのように吹き上げる"Rain Ballad"だってのが,私も好き者だと思ってしまう。

ただ,先述の通り,ほとんどの曲がフェード・アウトしてしまうのは何とも惜しい。まぁ,こういう音楽を2枚組で出せよと言うのも酷だとは思うが,それにしてもこれは残念。むしろ,Jazz Standardにおいて,このライブを目撃していた人はフルフルで聞いて疲れ果てていたのではないかとも思えるが(笑)。ということで,その辺の編集が減点対象となり,星★★★★。やっぱり惜しいよなぁ。こうなったら,Azar Lawrence入りの"Black Renaissnce"でも聞くか~(爆)。

Recorded Live in December, 2011 at Jazz Standard, NYC

Personnel: Azar Lawrence(ts, ss), Nicholas Payton(tp), Benito Gonzalez(p), Essiet Okon Essiet(b), Jeff "Tain" Watts(ds)

2014年7月27日 (日)

Brad Mehldau入りの豪華メンツによるDayna Stephensのアルバムのダウンロード・ファイルが到着。

Dayna_stephens "Peace" Dayna Stephens

本作はPledge Musicで告知されていたもので,CDの現物はまだリリースされていないが,Pledge済みのユーザには先日ダウンロード・ファイルが届けられたものである。Dayna Stephensと言えばCriss CrossやSunnysideでも作品をリリースしているが,私がこのアルバムを買おうと思ったのは偏にBrad Mehldauの参加ゆえである。実を言えば,その他のメンツも強烈である。Mehldauに加え,Julian Lage,Larry Grenadier,そしてEric Harlandでは食指も動こうというものである。加えてプロデューサーはMatt Piersonである。

Dayna Stephens本人がこの作品に関しては"The music is going to focus more on intimacy..."と書いている通り,タイトル・トラックのHorace Silver作"Peace"をはじめとするスタンダード中心のバラッド集になっている。Brad Mehldauがここに収められたような曲を演奏することは比較的珍しいことであり,リーダーには申し訳ないが,そこが私にとっての最大の注目ポイントであった。詳しいデータがまだ届いていないので,詳しくは現物が届いてからということにしたいが,なんでここにBrad Mehldauが?という気もする。だが,Dayna StephensはCriss Crossの"I'll Take My Chances"において,Mehldauの"Unrequited"を取り上げているし,プロデューサーもMehldauと旧知のPiersonということもあったのだろう。

いずれにしても,Brad Mehldauが"I Left My Heart in San Francisco"のような曲を演奏する意外性もあり,なかなか面白い。ただ,バラッドだけでなく,リスナーとしてはこのメンツによるもう少し激しい演奏も聴いてみたいような気がしてしまう。まぁ,それでもBrad Mehldauファンにとっては見逃すことのできない新作であることには間違いない。残念ながら,本作のPledge Musicでの販売は終了しているので,本作が多くのリスナーの耳に届くのはアルバムの正式リリース時ってことになるのでそれまでお待ち願いたいが,私はPledger特権を大いに楽しみたいと思っている。

2014年7月26日 (土)

CSNYライブ4枚組は来たものの...

昨日までの3泊の群馬出張でヘロヘロになってしまった私である。仕事が終わって,高崎駅の前でタクシーを降りると,温度計は38℃を示していたのだから,仕事疲れに加えて,暑さに当たったってところである。その後,東京の自宅に戻ると,1974年のCSNYライブの模様を収めたアルバムがデリバリーされていたのだが,正直言って,今日は体力の回復が先決であり,音楽を聞く余裕なんてなさそうである。

まぁ,CD3枚,DVD1枚というボリュームであるから,聞き通すにも相応に時間が掛かりそうなので,いつ記事にできるかは心配だなぁ...。

ということで,さぼり癖がついてはいかんということで,取り敢えずの記事のアップである。それにしても「取り敢えず」感に溢れていて,読者の皆さんごめんなさい。

2014年7月24日 (木)

出張中につき。

7/22から三連泊で群馬に出張中である。群馬と言えば気温が高くて何かと話題になるが,実際暑い‼︎外を歩いているともわ〜っとするので大変だ。だからこそ仕事が終わるとビール、ビールとなってしまうのも仕方がないことだが,痛風発作が怖くて日頃はあまりビールを飲まない私も,ついついビールに手が伸びるのだ(言い訳)。

こんなことをやっている一方で,世の中では信じ難いことが起こっている。マレーシア航空の撃墜事件である。誰がどう見ても誰に責任があるのが明らかでも,くだらない論理を振り回してそれを否定しようとする日本人が,FBやTwitterで勝手に述べていることを見るといたたまれない気分にならざるを得ない。何かと言えば,メディアの偏向という理屈しか彼らには信じるものがないのかとさえ思いたくなる。ワン・パターンもいい加減にして欲しいもんだ。

自分の論理の正当性を訴えることと,真っ当な判断力を持つことは別問題だと思えないならば,誰も彼らの言うことに耳を貸さないのにねぇと思わざるを得ない。ネット上にはそうした無責任野郎がいるのは事実だし,それを生んでいるのが匿名性だってのは明らかだ。私のブログにもそういう奴らが悪辣なコメントを書き込むが,彼ら,彼女らに共通しているのは匿名だってことである。自信があるならハンドル・ネームぐらい書けよと言っておこう。匿名だったら公開しないってオプションもあるが,いずれにしても卑怯なやり方でしか持論を展開できない読者ならばアクセスしてもらわなくても全然問題なしである。

2014年7月23日 (水)

Steve Miller Bandの大ヒット・パレード

Steve_miller_band_live "Steve Miller Band Live!" Steve Miller Band (Capitol)

昨日に続いて懐メロである。私が"Fly Like an Eagle"にしびれたのが1976年のことであるから,もう40年近くも前のことである。今でも件のアルバムは私は相当好きだと言ってもいいが,そうは言ってもSteve Miller Bandが超メジャーだったのはその後6~7年のことだったと思う。このライブ盤も彼らの大ヒット・パレードのような選曲にも関わらず,ビルボードのポジションは125位どまりだったことを考えると,既にこの段階で人気のピークは過ぎていたということである。

だが,こうして久しぶりに聞いてみると,やっぱりまだまだ勢いがあったよねぇという感じで,私としては懐かしいやらなんやらで結構楽しんで聞いてしまった。今の時代だったらありえないような収録時間(39分弱)だが,どうせならベスト盤的に2枚組にしてもよかったものを,1枚で完結させるところがまた潔く感じてしまう。いずれにしても,ポップさとブルージーな感覚をうまくバランスさせたバンドだったなぁと思ってしまった。

本作にはBoz Scaggsがこのバンドにいた頃(アルバムで言えば"Sailor"収録)の曲である"Gangster of Love"や"Living in the USA"も収録されているが,この2曲が結構魅力的なところを感じさせて,非常にいい感じである。いずれにしても,往時のヒット曲を次から次へと繰り出し,ライブの場に入れば,オーディエンスは絶対楽しんだだろうねぇと思ってしまう。だが,この人,日本には来たことがないようなので,絶頂期のライブに触れる機会はなかったのだが,これを聞いていればライブ・バンドとしてもまぁまぁいけていたと思える。まぁ,ブルーズ指向も結構強い人たちだったから,日本での受けは限定的だったかもしれないが,今年の夏はJourney,Tower of Powerとアリーナ・ツアーをやっているんだから,米国では今でもある程度いけているということであろう。

正直言ってしまえば,このライブの演奏って軽いなぁとも思うのだが,沢山ヒット曲を聞けてOK,OKっていうこちらも軽いノリで聞いていれば何の問題もない。歴史に残るアルバムでもなんでもないが,エンタテインメント・アルバムとして楽しめばいいという作品だろう。私は好きなのは言うまでもない(笑)。星★★★★。

Recorded Live at the Pine Knob Amphitheater, Detroit on September 25, 1982.

Personnel: Steve Miller(vo, g), John Massaro(g), Kenny Lee Lewis(b), Norton Buffalo(hca), Byron Allred(key, synth), Gary Mallaber(ds, perc, key)

2014年7月22日 (火)

ちょっと感じが変わったような気がするSomiの新譜

Lagos_music_salon "The Lagos Music Salon" Somi (Okeh/Sony)

以前,このブログでも取り上げて(記事はこちら)かなりの絶賛をしたSomiの新譜が,メジャーのソニー系列のOkehレーベルからリリースされた。実は買ってから多少時間が経ってしまっているのだが,まだまだ新譜として捉えていいだろうということでのご紹介である。

Somiはそのバックグラウンドからしても,あるいはサウンドからしても,アフリカ音楽の影響の強いジャズ,あるいはジャズよりもワールド・ミュージック寄りのヴォーカルとして捉えることも可能である。但し,本人も言っているように,彼女の音楽にはジャンル分けはあまり必要ないのではないかと思える。だが,今回はサウンド的にアフリカ的な要素は前作よりも強まったようにも感じられる。そして,ビートが前作より強化されたというところであろうか。

正直言ってしまえば,私は前作の方が好みではあるが,この作品とて,決して悪い出来ではなく,むしろいい出来だと言ってもよい。だが,このちょっとしたイメージの変化が気に入るか気に入らないかはリスナーの判断次第ということで,リスナーなんてわがままなものなのである。

だが,前作同様,歌唱と伴奏のバランスがうまく保たれながら制作されていて,これはプロデュースがしっかりできていることの証である。もちろん,その前にSomiというミュージシャンの実力があってこそだが。本作でも前作に続いて,百々徹がピアノでナイスなバッキングをしているが,彼のピアノが本作をより魅力的に響かせていることは特筆しておきたい。私は前作の方を推すが,本作も十分星★★★★には値する佳作。

それにしても,先行リリースされた"Last Song"は美しいメロディ・ラインで始まり,ここでも百々徹のピアノが効いているが,テンポ・アップすると曲の魅力が多少落ちるように思ってしまうのは,多分私がLiberty Ellmanが弾くアフリカ的ギターがあまり好みではないからなんだろうなぁと思う。多分Lionel Louikeが好きになれないのと同じような感覚をおぼえている。アフリカ音楽に抵抗はないのだが,多分,この手のギターがダメなのだと思う。

Personnel: Somi(vo), 百々徹(p), Liberty Ellman(g), Michael Olatuja(b), Keith Witty(b, ds-prog), Otis Brown III(ds), Sheldon Thwaites(ds, perc), Abraham Laniate(talking ds), Ambrose Akinmusire(tp), Jerrick Matthews(tb), Michael Dease(ts), Cochemea Gastelum(sax), Christophe Penzani(fl), Etienne Charles(horn arr), Cobhams Asuquo(perc, ds-prog, vo), Ayanda Clarke(perc), Wura Samba(perc), Michael Boyd(ds-prog), Angelique Kidjo(vo), Common(vo), Olaltan Dada(vo), Chima Eluwa-Henshaw(vo), Uzo Enemanna(o), Priscilla Nzimiro(vo), Alicia Olatuja(vo), Re Olunuga(vo), Karibi Fubara(vo), Kamal Ajiboye(vo), Pheel(vo), Ikon(vo), Jinmi Sonuga(vo), Conrad Harris(vln), Pauline Kim Harris(vln), Caleb Burhans(vla), Peter Sachon(cello)

«ある方のリクエスト(?)により,今日はUriah Heepである(笑)。

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